THE戯言

Quitters never win. Winners never quit.

<一部翻訳> ゴールドマン・サックスレポート - Global Macro Research The World Cup and Economics 2018

サッカー親善試合でパラグアイに4-2で勝利しましたね。もしかしたらワールドカップ本戦開始前に1回も勝てないかも...と不安に思っていましたが、なんとなくこれで本戦に向かっていい感じで弾みがつけられたのではと思っています。

 

さて、ワールドカップに関連して、今日成毛眞さんがFacebookにこんなポストをしていました。

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こちらで紹介されているGSのレポートはこちら

 

私も日本のパートだけは読んでみたのですが、無理やり経済トピックと結びつける(しかしこれがなかなか良くできている)強引さにニヤリとしつつ、言われてみれば確かにそうだ!というような気づきが多く、素直に楽しめました。

2011年以降のJリーグ観客数とモバイル通信市場の伸び率がグラフ上で一致するなんてどうやって見つけてきたのか気になります。さすが世界最強の投資銀行ゴールドマン・サックス。世界中のあらゆるデータに精通しているのでしょう。

 

あまりにも良くできていたので、日本パート部分だけを勝手に翻訳してみました。ちなみにほぼGoogle翻訳によるものです。

 

このGSのセルフパロディレポート、とても凝っていて手が込んでいるので、他の国にはどんなことが書いてあるのか気になります。自分のお気に入りの国からでもちょっと目を通してみようと思います。

 

このレポートによれば、今大会で日本はベスト16に残る活躍を見せる可能性が高いとのことです。ぜひベスト16と言わずそれ以上の成績を残してもらいたいと思います。ぜひ日本代表には頑張ってもらいたいですね。

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株式市場のパフォーマンスとと日本のワールドカップでのパフォーマンス

World Cup and Economics 2014年版では、日本のFIFAランキングと株式市場の間に緩やかな負の相関があると指摘した。それから4年経ったが、いまも相関関係は成立している。

2011年に10,000(円)を下回った日経平均は、今や22,000(円)を越えるところまで回復している。これは1991年と同じ水準である。一方、2011年には13位だった日本のFIFAランキングは、今や60位という過去最低水準に近づいている。

FIFAランキング日経平均を用いた我々の単回帰モデルによると、現在の日経平均の水準ではFIFAランキングは49位になると示しており、ロシア大会では日本チームの活躍について嬉しい驚きを期待できる余地があると言えるだろう。

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携帯電話業界と同じスピードで成長するサッカー市場

2011年以降の日本のFIFAランキングの低下にもかかわらず、人々はこのスポーツを心から支持し続けている。

2017年のJリーグの観客数は970万人であり、2011年から33.5%増加している(この年の3月には地震があり観客数は落ち込んでいる)。一方プロ野球の観客数は16.5%程度の増加で、実質GDPに至っては8.1%の増加だ。

注目すべきなのは、2011年以降の日本のサッカーの観客数の伸びは、急速に成長しているモバイル通信業界の伸びと同じ軌道を描いていることである。

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外国人労働者へ門戸を開くか?

労働力不足に直面して、日本政府はゆっくりではあるが着実に外国人労働者へ門戸を開いている。日本には学生や研修生を含めて約130万人の外国人労働者(2017年現在のデータ)がおり、雇用全体の2%を占めている。

Jリーグでは、外国人選手は1チーム5人まで、18人のベンチ入りメンバーうちの3人までと制限している。これは16.7%の割合となり、日本の労働市場の平均よりもはるかに高い。

 

最近、Jリーグのクラブであるヴィッセル神戸バルセロナを退団したスーパースター、アンドレス・イニエスタ選手との契約を発表した。しかしながら、彼の加入によりこのチームは外国人選手5名までの制限を超えてしまうことになり、現行のルールの下では誰か他の外国人選手を放出することが必要になる。

これによりチームとJリーグはこの制限を撤廃することを検討することになった。早ければ来シーズンにも新しいルールが定められる可能性がある。

 

2018年 ワールドカップ

2018年大会は、1998年に日本がワールドカップに初デビューを飾って以来6連続参加の大会となる。日本チームの過去の実績はグループステージ敗退とベスト16を繰り返している。

2014年のワールドカップでは日本は1試合も勝利できずにブラジルを離れることになった。 もし歴史的なパターンが続くとしたらロシア大会では「サムライブルー」はベスト16に残ることになるだろう。

岡崎慎二(レスター・シティ所属)、香川真治(ボルシア・ドルトムント)、長谷部誠アイントラハト・フランクフルト)など代表チームの半分は2014年ワールドカップにも参加している。

どのような結果になろうとも、ワールドカップの試合で1枚もレッドカードをもらったことがないという誇らしい伝統を日本チームには是非維持してもらいたい。

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