THE戯言

Quitters never win. Winners never quit.

車いすバスケ国際強化試合観戦

先週の日曜日に、三菱電機主催の車いすバスケの日本代表国際強化試合「World Challenge Cup 2018」を観戦してきました。

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オフィシャルサイトによると、この大会の位置づけとしては、2020年の東京パラリンピックの成功に向けた代表選手含め、審判員、スコアや時間の管理をするテーブルオフィシャル、競技ボランティアの育成や、車いすバスケへの興味関心向上を目的にしているようです。

東京パラリンピックが終わった2020年以降もぜひ続けて欲しいと思うのは私だけではないでしょう。 2017年以前のことを検索しても話題が全く出てこないので、おそらく2017年からこの大会は開始されたのではと考えています。

 

2018年の参加国は日本、カナダ、オーストラリア、ドイツの4ヵ国。6/8~10の3日間で行われます。私は最終日の日本 - オーストラリア戦を観に行きました。

勝戦だけあって人の入りが多く、アリーナ席(有料)とスタンド席(無料)合わせて5000人以上の観客が集まったそうです。有料の席でも最大¥2,000とリーズナブル。チームベンチの真裏のコートに近いところで見ることができます。せっかくだからいい席で観戦するのがお勧めです。同日にテレビ放送もする予定があるので、会場には日テレのアナウンサーの方もいらしてました。

 

試合前のウォーミングアップをする両チームの選手。

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試合開始前には両チームの国歌斉唱やアナウンサーによる選手紹介も入る、非常に本格的な大会です。

車いすバスケのルールは普通のバスケとほぼ同じで、1クォーター10分の4クォーター制。40分間車いすで動き続けるなんて、腕にどれだけ負担かかるんだ....終わった後握力なくなりそう。

車いすバスケットボールのルール | JWBF

 

試合が開始されると、これがすごい迫力。選手がマシンを操作してコート上を動き回るスピード。マシン同士がぶつかり合う音。タイヤの焦げる匂いまでは届いてきませんが、選手たちがプレーしている力強さには圧倒されます。

あちこちで選手同士がガンガン当たっているのが基本なので、どれがファウルでどれがそうでないのか正直全然判断がつかない状態でした。選手が転倒しても試合は止まらないし。

 

フリースローになることが多かったのですが、やはりレベルの高いプレーヤーが揃っているだけあってバンバン決めていきます。膝のバネを使えないので腕の力だけでシュートを打たなければならず、そのため難易度は観ているよりもずっと高いのだろうと思いますが、そこはさすがに選手のスキルが高いのでしょう。私はレイアップすらできるような気がしません。シュートを投げるところまでちゃんとマシンを操作できるかすら怪しいと思います。

 

フリースローをうつ日本代表選手

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試合は大白熱。第3クォーター終了時点で51-48で日本が3点リード。その後、第4クオーター途中でオーストラリアに逆転を許します。

 

大熱戦の結果.........

 

 

 

日本がさらに逆転し、65-56で勝利!!! 優勝を決めました。

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日本代表の及川ヘッドコーチへのインタビュー。

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続いてヒーローインタビューを受ける藤本選手。決勝では14得点をあげる大活躍

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終わってみれば、日本代表は全勝優勝。その実力を見せつけた形です。ただしどれも僅差での勝利であり、どのチームも力が均衡している様子が伺えます。

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とはいえ、日本チーム結構強いのでは.....?これはパラリンピックでもメダル期待できるかも、と試合を観た人に思わせるには十分な結果だと思います。

 

2020年のパラリンピックが楽しみです。

 

我らが日本チームと今回参加してくれたカナダ、ドイツ、オーストラリアチーム

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また機会があれば試合を観に行きたいと思います。それまでにもう少し選手について勉強しておかないと!