THE戯言

Quitters never win. Winners never quit.

<短文>長生きをしたければ<雑感>

結局どうしたらよいのか....。 

長生きしたければのどを鍛えなさい (SB新書)

長生きしたければのどを鍛えなさい (SB新書)

 
長生きしたければ卵をしっかり食べなさい 卵は身近な 頼れるサプリメント (マンガでわかる! シリーズ)

長生きしたければ卵をしっかり食べなさい 卵は身近な 頼れるサプリメント (マンガでわかる! シリーズ)

 
長生きしたければ座りすぎをやめなさい

長生きしたければ座りすぎをやめなさい

 

 

なんとなく下半身をケアしろ系が多いのが気になる。

長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい (健康プレミアムシリーズ)

長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい (健康プレミアムシリーズ)

 
長生きしたければ 足首をもみなさい (COSMIC MOOK)

長生きしたければ 足首をもみなさい (COSMIC MOOK)

 

 

本屋に行くと「健康・ライフ」カテゴリの棚にこういう「長生きしたければ」系の本が多く並んでいるのを目にする。が、こういう本にお金と時間を費やす価値があるかは正直疑問に思う。

それは主張されている内容に多少の理ははあったとして、それだけを続けて本当に長寿に効果があるとは思えない。ふくらはぎを揉み続けて長生きした人がいたとして、その人は別に何もしなくとも普通に長生きしたのではないかと思ってしまう。

こういうエセ科学(科学ですらないかもしれない。どちらかというと信仰?)的な本が本屋に多く並んでいて、しかもそれが売れ筋になっていたりするのを見るとちょっと不安になる。昔、TVでも健康になる食品を毎週取り上げる番組が多く、その網羅性に結局何を食べても身体にいいんじゃないかと子供ながらに思った記憶が蘇った。

 

個人的にはこういう本を100冊読んで実行するよりも、ホリエモンの健康本を1冊読んで予防医療に力を入れた方がよほど効果的と思う。少なくともこちらは科学的に効果があると立証された内容が紹介されている。

誰もが長生きをしたいと思っているが、人生で使えるリソース(時間やお金)は有限だ。自分の貴重なリソースを無駄にしない為にも、何が信頼できて何が信頼できないのかを見極めるのは非常に重要だなと、今日本屋に寄って改めて感じた。

 

*このようなゴミ記事を量産するのはリソースの無駄なのではというご指摘はありがたく無視させていただきます。

 

Google Homeでテレビやエアコンを操作できるようにしてみた - Nature Remo

いつの間にかNature Remoに「スマートスピーカー連携」がデフォルトメニューで登場していました。

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今までは正式にサポートしてなかったのでIFTTTを使って無理やりテレビやエアコンを操作できるようにしていましたが、うまく動かないときがあってちょっとストレスだったんですよね。

「リビングの電気つけて」と言っても「そのライトは対応していません」とか返される時も少なくなかったし。IFTTTで設定する音声コマンドちょっと工夫しないとデフォルトでGoogle Homeに内蔵されているコマンドとハレーション起こしてたんでしょうね。Homeはもともと最初からHUEのようなスマートライトと連携してましたし。

 

そもそもNature Remoとは家電をインターネットに繋げることでスマホなどで操作できるようになるスマートリモコンデバイスです。本体にテレビやエアコンなどの家電のリモコンの赤外線を記憶させて制御するという仕組みです。

Nature Remo

Nature Remo

 

 

正式サポートされるようになったのならと、早速連携してみることにしました。手順も簡単でHomeアプリから一瞬で設定できますし。

これによってだいぶ快適になりました。さすが正式サポートともなると正確に作動するようになりストレスフリーです。

 

次は「室温がxx℃以上になったらエアコンをつける」といった条件ベースの制御も試してみたいと思います。

 

この「エリアに入る」「エリアに出る」機能が便利そうですよね。うまく使えば帰宅時にリビングが蒸し暑いという地獄から解放されそうです。

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最近は暑くてクーラーをフル稼働させているので、こちらでより便利な使い方ができないかいろいろ試してみたいと思います。

 

Nature Remoは全体的にはすごいいいんですけど、セットアップが大変なところはちょっと改善してほしいですね。。。

なかなかWiFiネットワークと接続してくれず、すごいイライラしました。指示通りにやっているのですが何が問題でうまく行かないのかわからずストレスでしたね。最終的にはなんとかセットアップ完了しましたが、これも結構長い時間粘って半ば諦めかけてアプリを閉じようとした瞬間になんとなくできてたというなんともスッキリしない感じでしたし.....

まあ商品リリース直後に買ったので、今のバージョンはそんなことないのかもしれませんが。

ここさえなければ満点の便利デバイスなんですけどね。

 

 Mini版も登場したらしいです。

スマートリモコン Nature Remo mini【Amazon Echo/Google Home対応】

スマートリモコン Nature Remo mini【Amazon Echo/Google Home対応】

 

あの戦争はどのように始まったか。終戦の日に思う - 朝、目覚めると、戦争が始まっていました

朝、目覚めると、戦争が始まっていました

朝、目覚めると、戦争が始まっていました

 

1941年12月8日早朝、日本がアメリカ、イギリスに宣戦布告し、そのまま戦闘状態へ。ここに太平洋戦争の火蓋が切られました。

本書は、当時の知識人、著名人が太平洋戦争の開戦日をどういう気持ちで迎えたのか、それぞれの自伝や日記、回顧録からまとめたものになります。作家、ジャーナリストを始め、思想家や政治家など著名な55名が日米開戦の一報をどのような気持ちで受け止めたのかを知れる一冊になっています。

今日8月15日は終戦記念日。メディアでは必ず追悼番組や特番が組まれます。私たちが戦争のことについて触れる際には、だいたい終戦や敗戦といった文脈で、戦争の悲惨さを伝えられることが多いように思います。

それに比べて、開戦の時はどのような空気だったのかを知る機会はあまりに少ないように感じます。本書は、開戦当時の日本の空気感を伝える貴重な一冊と言えるのではないかと思っています。

 

この本を読み進めていて意外に思ったのは、アメリカとの戦争が始まったことを伝えるニュースに対してポジティブな反応を示した人が多いことです。

ものすごく解放感がありました。パーッと天地が開けたほどの解放感でした。

吉本隆明 

 いよいよはじまつたかと思つた。何故か體ががくがく慄へた。ばんざあいと大聲で叫びながら駆け出したいやうな衝動も受けた。

新美南吉

 宣戦のみことのりの降ったをりの感激、せめてまう十年若くて、うけたまはらなかったことの、くちをしいほど、心をどりを覺えた。

ー 折口信夫

岡本太郎を始め、松岡洋右など、開戦に対して無念の意を表明した人たちもいないではないですが、その数は数えるばかりです。

あまりにもポジティブ派が多いように感じたので、受け取り方ごとにポジティブ派、中立派(特に感情表明をしていない人たち)、ネガティブ派と3タイプに分けて集計してみたところ、55名中ポジティブ派が26名、中立派21名、ネガティブ派8名という結果になりました。

当然この55名で日本全国民を代表できる訳もないのですが、それにしても開戦のニュースを喜びをもって迎えた人が多いことに驚きました。

ただ、これ以前の日本の戦争の歴史を鑑みると、日清戦争日露戦争第一次世界大戦と、戦果をあげてきた実績があります。第一次世界対戦の際には、大正バブルと呼ばれるほどの好景気を経験し、このときに富を手にした(戦争成金と呼ばれる)人たちも多くありました。それまでに本土が決戦圏になった経験もなければ、市井の人々は直接戦地に赴いたことがない限り戦争はどこか他人事のようなところがあったのかもしれません。

本書のラストには太宰治による短編小説がおさめられています。一般家庭の主婦の日記という体裁で、開戦の日に一般市民はどのような一日を送ったのかということが書かれています。実際に太宰が観察した様子がもとになっていると思いますが、そこからは戦争という大きな変化に高揚しながらも、食事の準備や買い物をこなし小さい我が子の面倒をみるというある種のんきとも思える姿が見えます。多くの人にとって、まだ当時は日常の延長という感じだったのでしょう。古川ロッパの日記をみても同じ空気が感じられます。

十一時起こされる。起しに来た女房が「いよいよ始まりましたよ。」と言ふ。日米ついに開戦。風呂へ入る、ラヂオが盛に軍歌を放送してゐる。・・・・・・

それから三時迄待たされ、三時から支度して、芝居小屋のセットへ入ったら、暫くして中止となる、ナンだい全く。

古川ロッパ 

 

すでに結果を知っている現在から振りかえって、当時の人たちの楽観的な様子を批判することはフェアではありません。誰にとっても未来を予測することは難しいです。そんななか、日米の実力を正確に把握し、今から見ればこの上なく正しい予測をしていた人がいることに驚きます。

今朝はハワイを奇襲した筈だ。僕の在任中山本五十六君を呼んで、日米戦についての意見を叩いたところ、彼は初めの一年はどうにか保ちこたえられるが、二年目からは全然勝算はない。故に軍人としては廟議一決し宣戦の大命降れば、ただ最善を尽くして御奉公するのみで、湊川出陣と同じだ、といつておつたが、山本君の気持としては緒戦に最大の勝利を挙げ、その後は政府の外交手腕発揮に待つというのが心底らしかった。それで山本君はそれとなくハワイ奇襲を仄めかしていたんですョ。

近衛文麿

 本朝刊ヲ見テ日米衝突ノ避ケ難キヲ感じ居リシ折柄、平井、古沢九時号外ヲ携エテ来訪、イヨイヨ開戦トナリシコトヲ知ル。来ルベキモノガ来リシマデニテ別二驚クコトナキモ、真二最后ノ階段に近ツキツゝアリ。予ハ予テ申シ居ル通リ最初ハ勿論勝利ヲ得レドモ終局ノ見エザルコトガ最大ノ癌ナリ。

ー真崎甚三郎

山本五十六も真崎甚三郎も軍人。軍部にも彼我の実力差を正確に見極められていた人たちが存在していたことは幸いですが、残念極まりないことに、彼らの不安は的中してしまうことになります。

 

受け止め方は人それぞれちょっとずつ違いがありますが、やはり多くの人がこの開戦のラジオ放送を聞き特別な思いを抱いたようです。「それまでの自分とは全く変わった」、「世界は一新された」、「単調な生活を打ち破って、輝かしい光が突き透った感じだった」....意識的にせよそうでないにせよ、皆この日が歴史の大きな変換点となるということを感じたということが本著から伝わってきます。そして、結果的にその感覚はは正しかったのです。この戦争は日本にとって紛れもない歴史の転換点となりました。

 

「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び...」で有名な、終戦を伝える玉音放送については知っていても、開戦を伝える放送を知っている人は少ないのではないでしょうか。「臨時ニュースを申し上げます」を三回繰り返して始まった、開戦を伝える朝7時のニュースを始めとして12月8日に放送されたラジオニュースの原稿も本書には掲載されています。日本の進軍と戦果を伝えるこの日のニュースを人々はどのように聞いていたのでしょうか。

 

あまりにも当然のことですが、終戦日があるということは必ず開戦日も存在します。これまであまりスポットライトが当たっていなかった開戦当時の市井の様子が感じられる本著は、先の大戦を新しい角度から理解するためには非常にいい一冊だろうと思います。

 

 

 

開戦時についての一冊を読んだ後はやはり終戦後の一冊も。厳しい環境を生き抜く人間のむせかえるようなエネルギーがいやというほど伝わってきます。

戦後ゼロ年 東京ブラックホール

戦後ゼロ年 東京ブラックホール

 

Google Analyticsで自然検索キーワードを見る方法 - Google Search Consoleとの連携

すっかり忘れておりましたが、もともとこのブログを始めた目的の一つに「Google Analyticsに詳しくなる」というものがありました。

先ほどこのブログに設定しているGoogle AnalyticsGoogle Search Consoleを連携したので、その方法を紹介したいと思います。

これを行うと、Google Analyticsのレポートで、Google検索から自然流入してきた人がどんなキーワードで検索していたかを確認することができます。

下記のようなイメージです。

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検索キーワードごとに、クリック数、表示回数、クリック率、また平均掲載順位を確認することができます。このブログ、「ブタメングミ」で検索するとトップに出てくるんですね...。衝撃でした。

 

今回は、はてなブログを使用していることを前提にGoogle AnalyticsGoogle Search Consoleを連携する方法を紹介していきたいと思います。

*注意:このレポートで確認できるのはGoogleで検索されたワードのみとなります。Yahoo!などGoogle以外のエンジンで検索されたワードはレポートで取得できないことに注意です。

 

それでは早速見ていきましょう。

今回の目次です。

 

はてなブログGoogle Search Consoleを設定する

まずはGoogle Search Consoleへアクセスします。アクセス時にGoogleアカウントの認証が求められるのですが、ここはGoogle Analyticsと同じアカウントでログインしてください。

その後下記のような画面が表示されるので、赤枠で囲んだところにブログのURLを入力し、その隣の「プロパティを追加」ボタンをクリックします。

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次は入力したドメインの所有権を確認するページに移動します。

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 「おすすめの方法」としてはこのページからHTML確認ファイルをダウンロードし、自分のサイトにアップするという方法が紹介されています。

はてなブログを使用している場合は、「別の方法」タブをクリックします。

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 するとこのようなページが表示されるため、「HTMLタグ」を選択します。

<meta name="google-site-verification" content="aaaaaaaaaaaa" />

上記メタタグのaaaaaの部分(赤字部分)をコピーします。

 

次に、はてなブログの管理画面に移動し、「設定」→「詳細設定」から「解析ツール」の箇所に移動します。

「Googe Search Console (旧Google ウェブマスターツール)」の欄に、上記でコピーしたメタタグの部分を入力します。

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こちらに入力したら、ページ下部の「変更する」ボタンを忘れずにクリック。

これではてなブログ側の設定は完了です。

先ほどのGoogle Search Consoleに戻り、「私はロボットではありません」にチェックを入れ、「確認ボタン」をクリックします。

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 問題がなければ下記の画面が表示されます。これではてなブログに対してSearch Consoleの設定が完了しました。

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Google AnalyticsとSearch Consoleを連携する

ブログとSearch Consoleの紐付けが完了したら、いよいよGoogle AnalyticsとSearch Consoleの連携です。

Google Analyticsアカウントにログインし、「設定」→「プロパティ」から「Search Consoleを調整」をクリックします。

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その後、「Search Consoleの設定」画面から、「追加」のボタンをクリックします。

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その後遷移した先のページで、表示されているURLを確認します。

「Search Consoleのサイト」の欄に表示されているURLは、Search Consoleで確認済みであり、変更する権限のあるサイトであることを示しています。

URLに問題がなければチェックボックスにチェックを入れ、「保存」をクリックします。

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最後、「有効なビュー」を確認し、問題なければ「保存」をクリックします。

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 これで終了です!

Google Analyticsの管理画面から「集客」→「Search Console」→「検索クエリ」でユーザーがGoogleで検索したワードを確認することができます。

 

そもそもGoogle Search Consoleとは?

これについてはまた別に記事を書ければと思いますので、ここではGoogleのヘルプページにあるものを中心に簡単に紹介するに留めたいと思います。

ヘルプページにはこのように概要が紹介されています。

Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視、管理できる Google の無料サービスです。Search Console に登録しなくても Google 検索結果でサイトが表示されるようにすることはできますが、登録することで、サイトが Google にどのように認識されるかを確認し、検索結果でのサイトのパフォーマンスを最適化できるようになります。

 具体的にできることとしては、下記があげられています。

Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視できます。

  • Google が自分のコンテンツにアクセスできるよう確認する
  • クロール対象の新しいコンテンツを送信し、検索結果に表示したくないコンテンツを削除する
  • 人目を引く検索結果を提供するコンテンツを作成し、監視する 検索パフォーマンスへの影響を最小限に抑えながらサイトを維持する
  • マルウェアやスパムの問題を監視し、解決することでサイトを常に正常な状態に維持する

Google 検索や世界中のユーザーからサイトがどのように見えているかを知ることができます:

  • 自分のサイトがどのようなクエリで検索結果に表示されているか?
  • 一部のクエリが他のクエリよりも自分のサイトへのトラフィック増加につながっているか?
  • 商品の価格、会社の連絡先情報、イベントがリッチ検索結果で強調されているか?
  • どのサイトが自分のウェブサイトにリンクしているか?
  • モバイルサイトがモバイルで検索するユーザーに対して適切に表示されているか? 

ユーザーがどのようなワードを検索してあなたのサイトを訪れているかを確認できるようになれば、それを元にSEO施策に繋げることもできるようになります。

単純に、ユーザーの流入に繋がったワードを見るだけでも結構面白いので、ぜひ試してみてください。

 

 

Webプロジェクトを成功に導く 戦略的SEO思考

Webプロジェクトを成功に導く 戦略的SEO思考

 

ありがとうG1 CLIMAX!!夏の祭典閉幕

7/14から始まった新日本プロレスの夏の祭典、G1 CLIMAXが今日8/12、武道館で決勝戦を迎えました。

 

一ヶ月にも渡る過酷な戦いを勝ち抜き、今日の決勝に進んだのは棚橋弘至飯伏幸太

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35分にもおよぶ長時間の死闘を制したのは......

 

 

棚橋弘至!!!

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ハイフライフローを3連続で飯伏に叩き込むという怒涛のフィニッシュ!エースの底力を見せつけ見事G1で3度目の優勝を飾りました!!

 

飯伏ファンの私としては、今回こそ飯伏がやってくれるだろうと思っていました。

G1で優勝した選手は、毎年1月4日に行われるIWGPヘビー級王座戦に挑戦できます。そして今そのベルトを持っているのはケニー・オメガ

Bブロック最終戦でケニーに勝利した飯伏が棚橋を破りG1初制覇。そのまま2019年の1.4でケニー・オメガの持つベルトに挑戦。そこでケニーが飯伏を退けベルト防衛。飯伏とのシングルマッチにおいて 初めて勝利をおさめる....

と、こういうストーリーでいくだろうと。今また棚橋に1.4挑戦させるようなことはないだろうと。そう思っており、今年は飯伏の優勝間違いなしと期待に胸を躍らせておりました。

 

しかし、やはりプロレスはそう甘くはありませんでした。

 

エースの壁は厚かった。新日本プロレスを長年に渡って引っ張ってきた男の底力はやはり一筋縄ではいかないものでした。

 

正直、少し残念な気持ちはありますが、それよりもあのような素晴らしい死闘を見せてくれた両選手への感謝の気持ちの方がはるかに大きいです。何度も観たくなるような名勝負でした。どちらが勝っても優勝者にふさわしいと思わせる内容に心震えました。

これでまた棚橋がIWGP王者に返り咲くことはあるのでしょうか!?今日の試合を見る限り、その可能性は十分にありえると思います。かたや石井もケニーの持つIWGP挑戦表明をしており、今後の展開が楽しみで仕方ありません。

 

振り返ってみればあっという間のG1 CLIMAX。今年も多くの名勝負を見ることができました。出場した全選手にお疲れ様とありがとうと言いたいと心の底から思います。

今から来年のG1 CLIMAXも楽しみです!!!

 

 

とりあえず、来月には棚橋主演の映画「パパはわるものチャンピオン」がついに上映されるらしいので、これは絶対に観に行こうと思います。

 

新日本プロレス全面協力のこの映画、レスラーの多くが出演しています。

しかし、内藤とヒロムはもんじゃ屋の客って....ロスインゴはそれでいいのか。

絶対見にいかないと。

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登場人物|映画『パパはわるものチャンピオン』公式サイト

 

 

 

NEW WORLD 2 新日本プロレス公式ブック (新潮ムック)

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真夏の熱戦!! G1 CLIMAX 8.11大会@武道館

昨日、新日本プロレス真夏の祭典、G1 CLIMAXを観戦しに武道館まで行ってまいりました!

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G1 CLIMAXとは、20名の選手が2つのブロックに分かれ、それぞれ総当たりで約1ヶ月に渡って試合を繰り広げる夏の恒例イベントです。出場できるのはいずれもエース選手のみなので、どの試合を観ても面白いというファンにはたまらない大会なのです。短期間に何戦もこなさなければいけないので、選手にとっては本当に過酷だと思うのですが...。

www.g1climax.jp

 

昨日はBブロックの試合が行われる日で、Bブロックからの優勝決定戦出場選手が決まる日でした。Aブロックはすでにこの前日に棚橋選手が決勝進出を決めており、この日決まるBブロックの優勝決定戦出場選手と8/12(今日)にG1の決勝戦を戦うことになります。

結論から言うと名試合に次ぐ名試合!熱戦に次ぐ熱戦!で、今も興奮が止まりません。公式戦以外の5戦も含めハズレの試合ひとつもなし!いや、矢野vsタマ・トンガ戦はBULLET CLUB OGの乱入によってちょっと後味の悪いすっきりしない結果になってしまったことは否めませんが...。

前日に公式で警告が出ていたのにもかかわらず...彼らはいったい何がしたいのでしょうか?

それ以外は本当に素晴らしい試合の連続でした。

第5試合には本間選手が出場!これは嬉しかったです。復帰後のこけしがみれたのは本当に胸が熱くなりました。こけしを躱したオカダ選手に対し会場がブーイングが飛んでいたので、みんな同じ気持ちだったのではないでしょうか。

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公式戦も最高に熱い試合の連続で、どの試合でも選手の気合が入っているのが伝わってきました。ここではその盛り上がりを伝えきれないのが辛い。

 

ジュース・ロビンソン vs 後藤洋央紀

後藤が勝つと思ってたんですけどね...。やはりIWGP US王者のタイトルは軽くないということですね。後藤は終わってみればリーグ戦最下位タイなんですね。あの後藤でもこの成績というところにG1のレベルの高さが感じられます。ジュースのフライングクロスボディ美しかった。

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石井智宏 vs SANADA。

今年のG1では、私の中でSANADA選手の評価が爆上がりしました。正直これまではあまり注目していなかったのですが、このキレキレのムーブに目を奪われました。今後はちゃんとフォローしていきたいと思います。しかしそんなSANADAでも勝てないのが石井智宏という選手。序盤SANADAからチョップを散々浴びながらも意に介しないようなアピールをしてた時の顔がめちゃくちゃ怖かったです。石井選手の垂直落下式ブレーンバスターで決着。

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セミファイナルは内藤哲也 vs ザック・セイバーJr.

内藤、ゆっくりとしたリングイン。プラスなかなかコスチュームを脱がないw ザックが明らかにイライラしていました。内藤としてはまさに「トランキーロ」って感じだったのでしょう。ゴングと同時にザックが内藤を襲撃していきました。

それにしてもザックの関節技は綺麗ですよね。本当にどんなタイミングでもサブミッションに移行する技術に「嘘だろ?」と思ったことは少なくありません。内藤の得意技デスティーノも卍固めで返されてました。そんなことができるのはザックならでは。

内藤も一度返されて引き下がるわけにはいきません。再度デスティーノを狙い、今度はしっかりとザックをマットに突き刺しました。ロープを使ったDDTといい、内藤の技はアクロバティックで観ていて非常にスカッとするものが多くて好きです。

しかし、止めのデスティーノを堪えたザックが逆にザックドライバーをお見舞い。これがフィニッシュとなりました。

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そして最終戦。会場のボルテージはMAXです。

ケニー・オメガ vs 飯伏幸太

この日、どの試合も素晴らしいカードだったのですが、この試合に対する会場の期待はやはり格別でした。観客の多くも明らかにこのメインイベントを目当てにしていました。Golden LoversのTシャツを着ていた人をたくさん目にしました。

かつてGolden Loversというタッグを組んでいた2人。この2人のシングル戦は6年前に行われ、その時は飯伏の勝利に終わっています。しかしその後の6年で2人の立場には差が出てきてしまいました。ケニーがIWGPヘビー級のチャンピオンベルトを持つに至ったに比べ、飯伏はその評価の高さとは裏腹に無冠の状態が続きます。

今年に入り、BULLET CLUBとの内紛からケニーが襲撃を受けた際に飯伏が救出に現れて以来、今までなんとなく距離があった2人がまた急速に距離を縮めていったのを嬉しく思うファンも多かったでしょう。

そんななかでの2人の勝負。盛り上がらないわけがありませんでした!

 

タッグを組んでいたこともあり、お互いの手の内は知り尽くしている2人。勝つためにはそれを上回る攻めをしなければという気合があったのか、両者ともまるで容赦のない技の応酬が続きます。特に両者の打撃のエゲツなさは半端じゃありませんでした。

飯伏の得意ムーブであるミドルキック→ムーンサルトボディプレスもこの日はムーンサルトダブルニーへ変形。ケニーの胸部に飯伏の膝が突き刺さった時には会場にどよめきが走りました。あまりにもエグかった...。

ケニーも負けじとVトリガーを連発していましたね。あれを何発も食らうというのはあまり想像したくありません。試合後、飯伏が試合の記憶がないと話していましたが、そうなっても無理はないと誰もが思ったでしょう。

最後は、飯伏が膝パッドを外した状態からカミゴェを叩き込んで勝利。一度はカミゴェを食らったあとのフォールを返したケニーもここで力尽きました。

会場は大歓声と大きな拍手に包まれました。

 

ケニーのノータッチ・トペ・コンヒーロ。

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ケニーの雪崩式ドラゴンスープレックス。しかしこれは飯伏がバク宙して着地。無事エスケープする。信じられん...。

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Vトリガーが飯伏に炸裂。インパクトの音が会場に響き渡る。恐怖!

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飯伏の攻めも相当えげつない。コーナー最上段からのケニーの後頭部へフットスタンプ。死ぬだろこれ。

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フィニッシュのカミゴェ!膝パッドがないむき出しの右膝がケニーの顔面に突き刺さる...!!

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このインパクトをごらんください。常人なら即死してもおかしくないであろう威力...!しかもこの前にも一度ケニーはこれを食らってフォールを返しています。彼もやはり化物...!

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簡単に書くつもりが結構時間かかってしまいました...。これでもまだ書き足りないのですが、すでに今日の試合が始まってしまっています!!

詳細な試合内容を知りたい方はG1特設サイトからご確認ください。

www.njpw.co.jp

 

G1を制するのは棚橋か!?飯伏か!?

きっとGOLDEN STARがやってくれるはずだと信じています!目指せ神越え!

今日は新日本プロレスワールドのLIVEストリーミングで応援したいと思います。

楽しみすぎる!!!

play.google.com

 

 

 

NEW WORLD 2 新日本プロレス公式ブック (新潮ムック)

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麗しき誤解のうちに、他人の褌で勝負する - 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

 なんというか、今まで目を背けていた自分にとって不都合な真実を水も漏らさぬようなロジックをもって突きつけられた気分です。薄々は気づいていたけど、やはりそこからは逃げられないのかという気持ちになりました。

ただこれは決してネガティブな意味ではありません。学んだことを実行に移すか移さないかという自分の覚悟次第だというところまでクリアになったのは今後の自分のキャリアを考える上で非常にありがたいことだと思っています。

どこの企業も同じだと思いますが、私の会社では仕事で評価されるためのポイントとして「プレゼンス(存在感)」が重要とされています。要は私はこういう成果を出しました、こういう形で会社に貢献していますということが周囲の人間(特に評価をする上司たち)に可視化されることが大事であるということです。

そして、そのプレゼンスをあげるためには様々な方法があり、それは先輩や上司からアドバイスされるような、ある種社内の公式ナレッジとして共有されています。

例えば上司の上司とよく会話するようにして、今自分がどんなことをやっているかをコミュニケーションしておくこと。他のチームのマネージャーとからも評価してもらえるように、何か一緒にプロジェクトを回してみること....こういうことが評価のタイミングで重要になってくるのです。

そして、私はそういう活動に対しあまり積極的ではありませんでした。正直に言って苦手意識すら持っています。

「なんだかんだ言ってもしっかりとした実力をつけて優れたパフォーマンスを出していればちゃんと周りからは評価されるだろう」

そう考えていました。

 

しかし、この認識は甘い。甘すぎる。

それがちゃんと理解できただけでもこの本を読んだ価値は大きかったと思います。

 

本著で主張されていることを一言でまとめると、

『人間には誰しも無意識の「思考の錯覚」があり、それが何かを評価するときに大きな影響を与えている。であれば、その「思考の錯覚」を熟知し、うまく活用することで自分の評価をあげることにつなげようではないか』

ということです。

 

「思考の錯覚」とは行動経済学や心理学などで実証されてきた人間の認知バイアスから生まれるものです。この認知バイアスハロー効果ヒューリスティックス後知恵バイアスなどが代表的な例としてあげられます。このあたりは世界的ベストセラーになったダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』で取り上げられているのでご存知の方も多いでしょう。この認知バイアスによって、本当は正しくないことであっても正しいと思ってしまうというような「錯覚」が生まれます。

本書では、イケメンの政治家はそうでない政治家と比べて得票率が高くなる傾向があるという例があげられており、見た目の良さによって実力が実際以上に評価されるということが紹介されています。

このように、他人が抱く思考の錯覚のうち、自分にとって都合のいい思考の錯覚のことを「錯覚資産」と呼びます。

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この「錯覚資産」を活用することが自分の人生を成功に導く一番のカギであるというのが本書で一貫して語られているストーリーになります。

「錯覚資産」の多い人は、本著の定義では「実力はないが、実力があるように見せかける能力のある人」となります。

本著では「本当に実力がある人」ではなくこの「錯覚資産」の多い人の方が成功しやすいと主張していますが、その理由は下記のようなことが往々にして起こるためです。

会社は、実力タイプよりも、錯覚力タイプの方が有能だと認識するので、錯覚力タイプは、実力タイプよりも、よりよいポジションや成長のチャンスを手に入れられる。

錯覚力タイプは、エリートコースに乗り、いい先輩の丁寧な指導を受け、重要な仕事を任され、みんなに助けられ、実力アップの機会に恵まれる。

実力タイプは、数年後に廃棄が決まっている老朽化したシステムのお守りや雑用ばかりさせられ、ろくな経験を積めず、実力が伸び悩む。

結果として、数年後には、実力においても、錯覚力タイプが、実力タイプを追い抜いているのだ。....

つまり、

「錯覚資産によって、よい環境が手に入り、よい環境によって実力が育ち、実力があるからそれが成果を生み、その成果を利用してさらに錯覚資産を手に入れる」というループが回ることで、錯覚資産と実力が雪だるま式に増えていくという構造があるのだ。

詳細は本に譲るとして、「成果」に繋がる3要素である「錯覚資産」「実力」「環境」の関係を図にすると下記のようになります。

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 ここで重要なのは、成果に繋がるループのうち、実力よりも錯覚資産の方が通過点となっているループの数が多いということです。

つまり、成果を出して成長したいのであれば、「実力」よりも「錯覚資産」を増やした方が圧倒的に効率がよいということです。もしあなたが成長したいのであれば、「スキルアップそのもの」に投資するよりも「スキルアップできる環境を手に入れること」に投資する方がリターンは大きいでしょう。

 

では、どうすれば錯覚資産を増やすことができるのでしょうか?その答えはぜひ本書で確認してみてください。

 

ちなみに私は本書を読んでいるなかで、ソフトバンクグループ孫正義会長が「カンブリア宮殿」に出演した際に言った「麗しき誤解のうちに、他人の褌で勝負する」という言葉を思い出しました。

ソフトバンクは自分で何も発明していない。だが、他人の褌を借りても一つの方法だ。麗しき誤解のうちにガツンと手を組んでしまえ、です。ちっぽけでも、ちっぽけな人が集まれば、何か面白いことができる。 

これこそまさに「錯覚資産」の活用の最たる例であると感じます。現在のソフトバンクグルーブの活躍を見ると、本著の主張には強い説得力を感じます。

 

本著で成功のための秘訣を知ったあと、最後に残されたチャレンジは、どこまで徹底して実行するかだと思います。今まで実力さえつけておけば成功できると考えていた人間が、錯覚資産といういわばペテンのようなものを増やす方向にうまくピボットできるのか。各人の覚悟が問われるところだと思います。

 

 私はこれまで著者のふろむださんのことは浅学にして存じあげなかったのですが、あの尾原さんが思考の師匠と呼ぶ人であり、はてぶで記事を書けば大バズを巻き起こすスーパーαブロガーだそうです。ネットでも多くの人たちが本書をプッシュしています。

 

 

彼のブログ「分裂勘違い君劇場」とTwitterは今後しっかりフォローしていきたいと思います。

 

 

 

 

 本著で出てきた「認知バイアス」について知りたい場合、おそらく世界でもっとも読まれているであろう作品がこちら。ただし、この中で取り上げられている論文の中には再現性が疑わしいものがあるということにも注意しておくべきです。

 

行動経済学の生みの親とも言われる、ダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキー2人の関係と共同研究の歴史を丁寧に記述した一冊。

かくて行動経済学は生まれり

かくて行動経済学は生まれり

 

 

 私が最初に行動経済学という概念を知った本がこちら。非常に読みやすい内容で、当時大学生だった私でも理解できるような易しい表現になっています。

経済は感情で動く : はじめての行動経済学

経済は感情で動く : はじめての行動経済学