THE戯言

Quitters never win. Winners never quit.

#SNSを愛し、SNSに愛された女 - SNSで夢を叶える

SNSを愛し、SNSに愛された女。

かつてHKT48に所属し、いまや「モテクリエイター」という肩書きでTwitterのフォロワー24万人以上、Youtubeチャンネルへの登録者40万人を超える彼女が他の誰よりも自信を持っていること。それは、

「私が誰よりもSNSが好きだ!」という想い。

決して最初から順風満帆だった訳ではない。何を発信しても「死ね」といったようなネガティブな反応しか帰ってこない時期もあった。脅迫まがいのリプライが届くこともあり、炎上も経験した。それでも彼女は諦めなかった。

ひとつひとつ、何がうまくいかなかったを検証し、どうしたらもっとよくなるかを試し続けた。何度もトライアンドエラーを繰り返した。手応えのあるものもあれば予想もしない反応を招いたものもあった。そのうちにSNSの特徴についてもわかってきた。好意的な反応が増えてきた。アンチばかりだったフォロワーが味方ばかりになっていた。いつの間にか使用しているSNS全てを合わせたフォロワー数は70万人を超えていた。ニートだった頃からたった1年半で、年収は100倍以上になっていた。

彼女はまさしくSNSで夢を叶えた。これは現代のシンデレラストーリーのひとつであると言えるだろう。

いまや彼女は間違いなくSNSに愛されている。

 

菅本裕子ことゆうこすの著書『SNSで夢を叶える』は、HKTを脱退してどん底の状態にあった彼女が「モテクリエイター」としてSNSを通じて自己プロデュースをし、多くのフォロワーを抱えるようになり、いつしか好きなことをして生きていけるようになった経緯をつづった著書である。

SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方

SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方

 

 そのシンデレラストーリーも素直に面白いのだが、この本の白眉は彼女が試行錯誤していく中で獲得していった各SNSの特徴に対する深い洞察とその活用のヒントを惜しみなく公開しているところである。

セルフブランディングのために個人として情報を発信している人はもちろん、規模の大小に関わらず事業に携わる人でSNSマーケティングや広報を担当している方も読んでおいた方がよいだろう。SNSで効果的にメッセージを伝えるにあたっての役立つヒントが豊富に紹介されているからだ。

 

本書では、彼女の使用しているSNS、すなわちTwitterInstagramYoutube、LINE(LINE@)、LINE LIVE、ブログについて彼女がどう使い分けているかを例を交えて詳説している。

 

彼女が持っているSNSに関する知見、洞察には目を見張るものがある。下記のTwitterInstagramというメディアの本質を簡潔に述べた箇所はその一部である。

ツイッターは共感・拡散型のメディアですが、インスタは検索・掘り下げ型のメディアなので、同じような投稿をしてもダメ。

別の箇所ではTwitterを「本音」と「共感」がメインのSNSであり、インスタは「憧れ」がベースにある自己プロデュースにもっとも向いたメディアであるとさらりと分析している。

このように各SNSには「特徴」があり、活用における「基本」がある。基本的にはSNSで拡散してもらえるポイントは「共感してもらえるかどうか」なのであるが、それぞれ微妙に特徴が異なるので、「どんな人に見てもらいたいか?」や「どういう書き方をすれば相手の心にスッと入っていくか、共感して感動してもらえるか」を考えた上で最適なツールを選択しないと、メッセージがうまく届かなくなるおそれがある(著者はTwitterやインスタ、Youtubeを紹介するときにそのメディアのメインユーザー層に触れている。最適な人にメッセージを届けるためにどんな人がそのメディアを使っているのかということを把握していることがわかる)。

 

SNSの基本を押さえた上で、それぞれを使う際に使える具体的なテクニックも非常に参考になる。例えば、Twitterでは「リンク先をビジュアル化して表示できる」Twitterカード機能を使うとリンク先へのアクセス率が上がりやすくなるだとか、写真メインのインスタでこそ「長文で詳しく」書くことで情報の信頼度をあげることが大事だということである。彼女が自分の頭で考えながら実行し、実際に成果をあげてきたものであるがゆえに、なぜそれが重要なのかという理由がすとんと肚におちるのである。ぜひそれぞれどういうテクニックがあるのかは確かめてほしい。

 

彼女が書いていることも当然面白いのだが、書かなかったこともまた興味深い。Facebookが全く取り上げられていないのである。この本を読んだ人にはその理由は明らかだろう。いや、読んでなくても若い人には自明のことなのかもしれない。Facebookが中年たちのメディアになっているのだということを感じてしまいなんとも言えない気持ちになった(若い男性層はまだ使っているかもしれない、という一縷の望みにかけることで自分を慰めることにする)。

 

最後に、読んでいてはっとさせられたことを紹介したい。

SNSで発信していると、自分が「憧れ」の対象になることばかりを考えて投稿してしまうことがあります。でも、それだけでは「応援できない」。コアなファンにはなってもらえません。

葛藤やその時の悩みを打ち明けることで、ただの発信者とフォロワーの関係から、仲間へと変わります。

確かに自ら情報を発信するとなると、少しでもスマートに思われたいとかリア充に見られたいという思いは少なからずあって、ちょっとスカした小賢しい投稿をしてしまうことがある。でも、そんな内容には全く共感できない。

自分の弱いところ、ダメなところもオープンにした、コンプレックス丸出しでそれでも頑張っています的なブログの方に惹かれることは私自身経験することが少なくない。

 

天狼院書店という変わった名前の書店のwebサイトでは、メディアグランプリとして書店員の方やその書店で開催されているライティングゼミの受講者が寄稿し、そのビュー数を競うということが行われている。

そのメディアグランプリで圧倒的な成績をおさめている川代紗生さんの書く<川代ノート>シリーズは、まさにそんな自分のかっこ悪いところ、恥ずかしいところを前面に押し出すようなスタイルだ。だからこそ、圧倒的に読まれ、シェアされるのだろう。

 

SNSで夢を叶える』のAmazonの書評欄を見ると、「当たり前の内容」とか「特に目新しいものはなし」といったコメントが目に入った。この人たちにとっては本当にそうなのかもしれないが、おそらくゆうこすほどのフォロワーはいないだろうし、彼女ほどSNSを実際に使いこなしているような人たちではないだろう。How toについて頭でわかっているつもりでも、それを実行できる人は少ないからだ。それが自分の弱みを見せるということなら、効果的だと頭ではわかっていてもできないのではないか。(できたとしてもなにかしら打算的な感じは隠しきれないのではと思ってしまう)

 

アクティブに使う/使わないに関わらずSNSが身近にある現在、その効果的な活用方法を知ることは決してマイナスにはならない。もしあなたが自分の考えをより効果的に発信したいというのであれば、この本を読むことでそのためのヒントがきっと掴めると思う。そのうえで自分のなりのやり方を見つけていくのも良い。あなたにもSNSで夢を叶えるチャンスはあるかもしれない。

 

車いすバスケ国際強化試合観戦

先週の日曜日に、三菱電機主催の車いすバスケの日本代表国際強化試合「World Challenge Cup 2018」を観戦してきました。

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オフィシャルサイトによると、この大会の位置づけとしては、2020年の東京パラリンピックの成功に向けた代表選手含め、審判員、スコアや時間の管理をするテーブルオフィシャル、競技ボランティアの育成や、車いすバスケへの興味関心向上を目的にしているようです。

東京パラリンピックが終わった2020年以降もぜひ続けて欲しいと思うのは私だけではないでしょう。 2017年以前のことを検索しても話題が全く出てこないので、おそらく2017年からこの大会は開始されたのではと考えています。

 

2018年の参加国は日本、カナダ、オーストラリア、ドイツの4ヵ国。6/8~10の3日間で行われます。私は最終日の日本 - オーストラリア戦を観に行きました。

勝戦だけあって人の入りが多く、アリーナ席(有料)とスタンド席(無料)合わせて5000人以上の観客が集まったそうです。有料の席でも最大¥2,000とリーズナブル。チームベンチの真裏のコートに近いところで見ることができます。せっかくだからいい席で観戦するのがお勧めです。同日にテレビ放送もする予定があるので、会場には日テレのアナウンサーの方もいらしてました。

 

試合前のウォーミングアップをする両チームの選手。

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試合開始前には両チームの国歌斉唱やアナウンサーによる選手紹介も入る、非常に本格的な大会です。

車いすバスケのルールは普通のバスケとほぼ同じで、1クォーター10分の4クォーター制。40分間車いすで動き続けるなんて、腕にどれだけ負担かかるんだ....終わった後握力なくなりそう。

車いすバスケットボールのルール | JWBF

 

試合が開始されると、これがすごい迫力。選手がマシンを操作してコート上を動き回るスピード。マシン同士がぶつかり合う音。タイヤの焦げる匂いまでは届いてきませんが、選手たちがプレーしている力強さには圧倒されます。

あちこちで選手同士がガンガン当たっているのが基本なので、どれがファウルでどれがそうでないのか正直全然判断がつかない状態でした。選手が転倒しても試合は止まらないし。

 

フリースローになることが多かったのですが、やはりレベルの高いプレーヤーが揃っているだけあってバンバン決めていきます。膝のバネを使えないので腕の力だけでシュートを打たなければならず、そのため難易度は観ているよりもずっと高いのだろうと思いますが、そこはさすがに選手のスキルが高いのでしょう。私はレイアップすらできるような気がしません。シュートを投げるところまでちゃんとマシンを操作できるかすら怪しいと思います。

 

フリースローをうつ日本代表選手

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試合は大白熱。第3クォーター終了時点で51-48で日本が3点リード。その後、第4クオーター途中でオーストラリアに逆転を許します。

 

大熱戦の結果.........

 

 

 

日本がさらに逆転し、65-56で勝利!!! 優勝を決めました。

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日本代表の及川ヘッドコーチへのインタビュー。

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続いてヒーローインタビューを受ける藤本選手。決勝では14得点をあげる大活躍

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終わってみれば、日本代表は全勝優勝。その実力を見せつけた形です。ただしどれも僅差での勝利であり、どのチームも力が均衡している様子が伺えます。

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とはいえ、日本チーム結構強いのでは.....?これはパラリンピックでもメダル期待できるかも、と試合を観た人に思わせるには十分な結果だと思います。

 

2020年のパラリンピックが楽しみです。

 

我らが日本チームと今回参加してくれたカナダ、ドイツ、オーストラリアチーム

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また機会があれば試合を観に行きたいと思います。それまでにもう少し選手について勉強しておかないと!

本来あるべきリベラルの姿 - 『朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論』

橘玲節が今回も炸裂しています。

 

作品のタイトルが扇動的なのはある種毎度のことですが、今回の『朝日ぎらい』はさらにギアを上げているなと感じます。さっそくAmazonには明らかに内容(どころか目次すら)読んでなさそうな方々の書評と低評価が続々と上がってきています。

物議を醸すようなメインタイトルではなく、実際本書の内容を適切に表しているのはサブタイトルの『よりよい世界のためのリベラル進化論』のほう。著者自身がの本作で述べている通りこの本のテーマは「リベラル化」と「アイデンティティ化」についてであり、朝日という特定の団体について触れられているところはほぼありません (あとがきで「リベラルな新聞社における身分制度」への皮肉があるくらいです)。

 

あとがきで述べられている通り、著者の基本的政治的立場は「リベラル」です。「 リベラルは本来こういうものであるべきなのに、今の日本のリベラルはそこでうまく機能していない。だからこそ支持されなくなっている/嫌われている」 「本来あるべきリベラルの姿をとりもどしたい」というような著者からの(捻くれた形の)エールであるように思いました。

また、今の日本で発生している複雑怪奇な政治的/社会的現象について理解するためのひとつの視点が得られるので、ニュースで個別のニュースは追っているけど全体としてどんな流れになっているのかを把握したいという人たちにとっては本書はピッタリなのではないかと思います。

 

本書は4つのパートに分かれています。

パート1では若年層における安倍政権の支持率が高いことから一見「若者の右傾化」と見える現象が、実は「リベラルな若年層」が「リベラルな安倍政権」を支持しているという当たり前の事象であることをデータを使って丁寧に説明し、今や日本社会は「既得権にしがみつかないと生きていけない世代」と「既得権を破壊しないと生きていけない世代」に分断されているということを紐解いていきます。また、この「リベラル化」は「知識社会化」「グローバル化」という大きな流れとともに生まれてきた国際的な大きなトレンドであり、世界各地で目立つ「反知性主義」「グローバリズム批判」「保守化」という『右傾化』はあくまでこの大きな流れに対するバックラッシュであることを論じています。

 

パート2ではネトウヨに代表される『右傾化』の正体が、もはや政治的主義とは関係のない、自らを虐げられている被害者と訴える「アイデンティティ主義者」による彼らなりの「正義」と「愛」によって生まれたものであるということを丁寧な論理展開で紹介しています。

2002年の日韓ワールドカップにおいて、百済や高麗などの朝鮮半島との縁を述べた今上天皇を「反日左翼」として批判するという、従来の右翼の理解では説明できないことが発生しました。この奇妙な出来事についてもこのパートを読んだ後ではなぜこういうことが起こったのか、その理由を理解することができるでしょう。

 

パート3ではリベラルと保守の基本的な定義、および「正義」をどう扱うかで分類される主要な4つの政治思想の整理から始まります。ここにグローバルという要素を加えて「リバタニア」と「ドメスティックス」という新しい区分について論じていき、いまや世界は同じ価値観を共有する巨大なグローバル「リベラル共和国」と価値観で分断された多数の「ドメスティックス」空間で構成されていると話を展開していきます。

この流れで「安倍一強」の秘密とも言える4つの戦略の組み合わせを明らかになっていくのですが、ここに作者の非凡な洞察力を感じずに入られません。

 

パート4については、政治的態度は遺伝するのか、はたまた環境の影響が大きいのかといった進化論的な側面から論じた内容になっており、様々な研究結果やデータが紹介されています。3歳時の知能や性格が大人になってからの政治的態度に影響するという説は意見が大きく分かれるところだろうと思いますが、データの参照先は公開されているので気になる人は自分で確かめてみてもよいでしょう。

 

本書のエピローグに、なぜ作者がこの本をはじめとするリベラル関連の本を書いてきたのか、その根底にある考えをうかがい知れる箇所があります。

リベラルとは、本来は「Better World(よりよい世界)」「Better Future (よりよい未来)」を語る思想のはずだ。だがいつの間にか日本の「リベラル」は、憲法にせよ、日本的雇用にせよ(あるいは築地市場の場所まで!)現状を変えることに頑強に反対するようになった。「改革」を否定するのは保守・伝統主義者であり、守旧派だろう。これは「戦後リベラル」を担う層が高齢化して、「なにひとつ変えない」ことが彼らの利益になったということでもある。 

自らもリベラルであるという作者の日本のリベラルの体たらくに対する苛立ちが伝わってくるようです。

 

橘玲という作家はすでに超有名なのであまり追加することはないかと思いますが、「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方」でベストセラーをだした作家という紹介が一番わかりやすいのではないかと思います。小説「マネーロンダリング」でデビューし、最初は資産運用系のジャンルが多かったのですが、徐々に「言ってはいけない」などの進化社会学、進化倫理学などの分野での作品が増えてきています。その根底には「人間が幸せに生きるにはどうすればよいのか」という一貫したテーマがあるように感じています。

 

個人的にこの作家の大ファンであり、著作は全て読んでいます。この著者の作品に感じる大きな魅力は下記の3つです。

  1. 物事に対する新しい視点を提供してくれる
    • 他人がいわない主張を紹介し、言論空間にゆたかな多様性をうみだすことこそ文筆家の仕事と著者自身述べているとおり、ポジティブ/ネガティブに関わらずこの著者の本からは「なるほど、言われてみれば確かに」と思わせられることが多く、それが非常に魅力的です。
  2. 可能な限り論拠となる研究、データを公開している
    1. 主張の裏付けとなる研究やデータを必ず紹介しているので、どれだけ過激な主張であっても説得力があります。また、結論に疑問が残る場合には自分で第一次情報にアクセスし検証することができるようになっており、非常にフェアな姿勢を感じます。
  3. 単純に自分の政治的立場が著者のものと近い
    1. 自分もリベラル寄り、さらにいうとリバタリアン寄りなので、彼の主張と意見の合うことが多いです。 

『80’s』という本が作者の自伝的性格が強い作品になっているので、作者について興味のある人はこちらを読んでいただくのが良いと思います。

 

『朝日ぎらい』は現在の日本国内および世界の政治的思想のトレンドをつかむのに非常に優れた作品だと思いますが、勉強になったで終わらせるにはちょっともったいないでしょう。こういった現実があることを踏まえて自分のはどう生きていくかということを考え、実行してみるよい機会となるのではないでしょうか。

政治家になってなんとかこの閉塞感のある状況を突破するでもいいですし、草の根の市民活動に参加するでもいいでしょう。とりあえず自分の生活は自分で守れるようにするでも十分いいと思います。

どのような方向を考えるにせよ、橘玲という作家の作品はなにかしらのヒントをくれるものが多いので、この本に興味を持った人は他の作品についても目を通してみることをお勧めします。

 

 

ダイバーシティとインクルージョン

会社のトレーニングでダイバーシティ&インクルージョンのトレーニングを受ける機会がありました。

 

ダイバーシティ(多様性)という言葉は近年人口に膾炙してきた感じがあり、この言葉を目にしたり耳にする機会が増えてきたと思っていますが、それに比べてインクルージョン(包摂、包含)という言葉はまだまだ認知されていないのではと思います。

 

とはいえすでに様々なところでこの概念は取り上げられはじめています。この言葉が紹介されるときにはやはりダイバーシティとセットになることが多いです。

このようにすでに様々な紹介記事がありますが、ここでは私が受けたトレーニングで学んだ内容を紹介したいと思います。

 

ダイバーシティインクルージョンとはなんなのか?

 

まずはそれぞれの言葉の意味から。ダイバーシティインクルージョンとはそもそも何なのでしょう。

ダイバーシティについてはすでに認知されているとおり、多様性を意味します。組織や共同体の中で多様性がある=構成するメンバーが多種多様であるほど良いとされています。

ただこのダイバーシティの話になると、男性/女性というジェンダー、日本人/外国人、LGBTといった性的志向といった点に集中しがちです。

ただこういった要素は産まれながらのもの/変えようがないものであり、ダイバーシティの一面でしかありません。

ダイバーシティには、パーソナリティを中心として下記の3つのディメンションがあるそうです。

  • インターナルディメンション(内的側面)
  • エクスターナルディメンション(外的側面)
  • オーガニゼーショナルディメンション(組織的側面)

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Dimensions of Diversity

 

性別や年齢、性的指向など、自分でコントロールできないものを「インターナルディメンション」、子供や配偶者の有無、住んでいる地域や収入などある程度コントロール可能なものを「エクスターナルディメンション」、そして組織の中の役割の違いで分けられるものが「オーガナイゼーショナルディメンション」に分類されます。

 

ダイバーシティの要素がここまで細かく分類されるとは思ってもみなかったのでこれは大きな学びでした。一部「これもダイバーシティなのか?」と思うものもありますが、この図の中にマッピングされるということは、世界のどこかで実際に問題になった要素なのでしょう。

 

続いて、インクルージョンについてです。

 

インクルージョン(inclusion)とは、「含める」意味の動詞 includeの名詞形であり、 包含、包摂と訳されることがあります(とはいえ、インクルージョンと呼ばれることの方が多いかと個人的には思います)。

 

組織におけるインクルージョンという文脈で語る場合には、組織のメンバー一人一人をしっかり受容するというような意味になります。

大きく分けて精神的な側面と組織的側面があると個人的には思っており、例えば下記のような環境がインクルーシブであると認識しています。

  • 組織のメンバー全員に活躍の機会が適切に(=公平に)与えられている(組織制度的側面)
  • そのメンバーが自分はちゃんと組織の一員として受け入れられていると認識できる(精神的側面)

ネブラスカリンカーン大学ではインクルージョンが実践されている(インクルーシブな)ところとは下記のようなものであると定義しています。

  • 誰もが安全であると感じられ、サポートされていて、受け入れられていると感じ、ありのままの自分であることが推奨されるような環境
  • 人それぞれが何かのコミュニティと結びつきのある、他とは異なる個人であるとみなされる環境
  • 個人やグループ間でダイバーシティというものが認識されており、受け入れられているような環境
  • すべての個人やグループにとって公平なアクセス(equitable access)、尊厳、安全が規範となっている環境

Inclusive Spaces | Student Involvement | Nebraska

 

 

ちなみに個人が安全である感じられる環境、自分は受け入れられていると感じるような環境としては、例えば下記のようなものがあると考えられます。

  • 自分が意見を表明したとき、周りのひとから自分の意見は尊重されると感じる
  • 自分の意見がマネージャーの意見とあわなくとも、マネージャーは私の意見を価値あるものとして扱ってくれる

上記のような質問への回答がネガティブな場合、メンバーは「心理的安全性 (psychological safety)」が脅かされている、または十分に保護されていないと考えている可能性があり、インクルージョンされてないと感じている可能性があります。

 

自分の意見や行動がポジティブに受け入れられるという心理的な安全/安心を感じられなければ、積極的にアクションを起こしていこうという気にはならないでしょう。結果その人がどんなにいいアイデアを持っていたとしてもそれが実現することはなく、優秀な人材は自分の能力を発揮できないと見切りをつけて組織を去っていくことになるでしょう。

 

そのため組織はメンバーの心理的安全性に関しては常に意識しておき、課題があるとわかった場合には早めに状況を改善する必要があるでしょう。

 

なぜダイバーシティインクルージョンが必要なのか?

 

ダイバーシティインクルージョンの定義から考えると、これらを推進している組織は「多種多様なバックグラウンドを持つタレントを集め、それぞれが十分に実力を発揮して活躍してもらえるような環境」をつくろうとしていることがわかります。

 

ダイバーシティが重要だとされているのは、すでにある程度周知されているとおり、様々なバックグラウンドを持つ人が集まればそれだけ多くの視点を持つことができ、様々なアイデアが生まれやすくイノベーションが生まれやすいということがあります。

 

また、世界中の人に商品やサービスを提供しているグローバルが特にダイバーシティに力を入れている理由として、自分たちの顧客により近い感性、考え方を持つ人材を社内に抱えることで自分たちのサービスや商品をより受け入れられやすくなるようにするという狙いがあります。

 

例えばGoogleは「世界中の情報を整理して誰もがアクセスでき利用できるようにする」をミッションにしていますが、ここでさらっと述べられている「誰もが」というのは文字通り世界中の人を指します。世界は当然多様性に満ちていますが、Googleはそういった人々全員に使ってもらえるようサービスを改善したり新たに開発するために、少しでも現実の世界と近い多様性をもった環境を社内に再現したいと考えているとのことです。

 

別の理由としては、ITなど競争の激しい業界ではとにかく優秀な人材の獲得が決定的に重要になります。そんな環境ではとにかく才能が優先されるので、一つの国にとどまらず世界中で人材を獲得しようとします。このような組織では、競争優位性と多様性の結びつきが強く、ダイバーシティの取り組みを推進していくことが必然的に重要になってきます。そうでなければその組織に魅力を感じないタレントの流出を招くためです。これについては下記の記事が非常に参考になると思います。

シリコンバレーベンチャー企業では、世界じゅうからもっとも優秀な人材を集めてこないとの競争に勝ち残れない。インドに天才プログラマーがいたとして、「君は日本人じゃないから現地採用だ」あるいは「どんなに頑張っても本社では出世できない」と言われるのと、「社員は国籍にかかわらず平等で、能力さえあれば本社の社長にもなれます」と言われるのとでは、どちらの会社を選ぶかは考えるまでもないですよね。

 

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インクルージョンは、組織の誰もが自分の才能や実力を存分に発揮して活躍してもらうために必要です。

 

活躍の機会が公平に与えられるように組織を設計するのはもちろん、個人が積極的に自分の意見やアイデアを共有できるような雰囲気、文化をつくることで組織内でのアイデアの交流やコラボレーションの機会が広がります。そこから組織を大きく成長させる新しいチャンスが生まれてくるかもしれません。

 

特にみんなのアイデアを集結することで、個人個人で考えるよりも優れた意思決定や判断ができることについては多くの研究結果がでています。いわゆる「集合知」については「みんなの意見」は案外正しい (角川文庫)という本で詳しく知ることができます。

 

「みんなの意見」は案外正しい (角川文庫)

「みんなの意見」は案外正しい (角川文庫)

 

 

 ただし集合知がうまく機能するには一つ条件があります。上記の本の著者はこう述べています。

 

「正しい状況下では、集団はきわめて優れた知力を発揮するし、それは往々にして集団の中でいちばん優秀な個人の知力よりも優れている。」

 

ここでいう「正しい状況」とは個人がプレッシャーやストレスを感じることなく思考し、意見を表明できるような環境であると考えると、コラボレーションからよい結果を生み出すにはインクルーシブな環境を整えておくことは極めて重要になってきます。

 

 インクルーシブな環境をつくるにはどうしたらよいのか?

 

 インクルージョンを推進していくというのは重要ですが、とはいえ実際にアクションに起こそうとすると多くのチャレンジに直面すると思います。

  • どういう状況になればインクルーシブであるといえるのか?
  • 組織はどこまでインクルージョンの努力をしたらよいのか?
  • 組織に受け入れられている/受け入れられていないと捉えるレベルには個人差があるのでは?

明確に数値化できるものでない以上、これができたからインクルーシブであると言い切ることができず、現状把握やゴール設定が極めて曖昧なものになりがちです。だからこそ、メンバーへのアンケートなどで定期的に調査しておき定点観測を続けるなど常に組織内のインクルージョンの状況を把握しようとし続けることが重要です。

 

インクルージョンのトレーニングでもっとも印象的だったのは次の言葉です。

 

“If you do not intentionally, deliberately and proactively include, you will unintentionally exclude.” – Joe Gerstandt

(もしあなたが意識的に、意思を持って積極的に受け入れようとしないのであれば、あなたは気づかないうちに排除することになるだろう)

 

自分でも気づかないうちに誰かを排除してしまうというのは非常にありえることです。それは何気ない一言だったり行動だったりします。あなたが新しいチームに異動したとして、チームに入って3ヶ月後にそのチームで使用していたメーリングリストの存在を初めて知ったとしたらどう思うでしょうか?

 

もちろん他のチームメンバーは悪気があってあなたをメーリスにいれなかったのではなく、単純に忘れていただけです。これはひとつの例ですが、誰に悪意があるわけでもないのに結果的に誰かを排除してしまうということは起こりうるのです。

 

これで一番問題なのは、悪気がないために周囲のメンバーはあなたを排除したという意識がゼロだということです。問題だと思っていないため、改善の機会は永久に訪れません。こうなるとその問題はずっとその組織に存在し続けることになります。

 

このいうことを防ぐためにも、インクルージョンについて常に意識しておくことが重要になります。そのためには組織全体への啓蒙活動も必要ですし、メンバー同士で相談したり率直にフィードバックしあえるような信頼関係を築くことも重要でしょう。新しいメンバーに対しては早めに組織に馴染めるよう、メンター制度を整えるのも一つの方法と思います。

 

まとめ

 組織のいちメンバーとしては、組織内のダイバーシティについてはコントロールすることがなかなか難しいとしてもインクルージョンの推進については自分でも働きかけや実践が可能です。

 

ただし常にみんながしっかり意識しておかないと、知らず知らずのうちに誰かを排除してしまうような行動や言動、雰囲気が発生してしまうので、継続的にみんなにインクルージョンについて呼びかけていくことが必要になります。

 

今回のトレーニングを受けたことで、自分の中にしっかりとインクルージョンのことを意識するようになりました。誰もがちゃんとリスペクトされる環境というのは自分にとっても働きやすい環境であることは間違いないと思います。働きやすい環境は自分たちで作れるという点でも大きな学びがありました。

 

<短文><雑感>ブタメングミの衝撃 (初見)

コンビニのレジ待ちの列に並び、ふとお菓子コーナーに目をやると、何か引っかかるものがありました。

 

派手な真っ赤なパッケージ、中心にはどこかで見たことがあるブタのイラスト。そしてデカデカと書かれた「ブタメングミ」の文字。

 

ブタメングミ??

 

本当にあのブタメンのグミだ!

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ブタメンのグミってどんな味なんだろう?メーカー思い切ったなぁ〜!

 

と思ったら下の方に「ピーチ味」と....ご丁寧に「とんこつ味じゃないよ!」という注意(?)までしてくれています。

 

なんだ、と安心すると同時にちょっとがっかりもするこの気持ち。

 

味は普通に美味しかったです。

 

<一部翻訳> ゴールドマン・サックスレポート - Global Macro Research The World Cup and Economics 2018

サッカー親善試合でパラグアイに4-2で勝利しましたね。もしかしたらワールドカップ本戦開始前に1回も勝てないかも...と不安に思っていましたが、なんとなくこれで本戦に向かっていい感じで弾みがつけられたのではと思っています。

 

さて、ワールドカップに関連して、今日成毛眞さんがFacebookにこんなポストをしていました。

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こちらで紹介されているGSのレポートはこちら

 

私も日本のパートだけは読んでみたのですが、無理やり経済トピックと結びつける(しかしこれがなかなか良くできている)強引さにニヤリとしつつ、言われてみれば確かにそうだ!というような気づきが多く、素直に楽しめました。

2011年以降のJリーグ観客数とモバイル通信市場の伸び率がグラフ上で一致するなんてどうやって見つけてきたのか気になります。さすが世界最強の投資銀行ゴールドマン・サックス。世界中のあらゆるデータに精通しているのでしょう。

 

あまりにも良くできていたので、日本パート部分だけを勝手に翻訳してみました。ちなみにほぼGoogle翻訳によるものです。

 

このGSのセルフパロディレポート、とても凝っていて手が込んでいるので、他の国にはどんなことが書いてあるのか気になります。自分のお気に入りの国からでもちょっと目を通してみようと思います。

 

このレポートによれば、今大会で日本はベスト16に残る活躍を見せる可能性が高いとのことです。ぜひベスト16と言わずそれ以上の成績を残してもらいたいと思います。ぜひ日本代表には頑張ってもらいたいですね。

 -------------------------以下翻訳-------------------------

株式市場のパフォーマンスとと日本のワールドカップでのパフォーマンス

World Cup and Economics 2014年版では、日本のFIFAランキングと株式市場の間に緩やかな負の相関があると指摘した。それから4年経ったが、いまも相関関係は成立している。

2011年に10,000(円)を下回った日経平均は、今や22,000(円)を越えるところまで回復している。これは1991年と同じ水準である。一方、2011年には13位だった日本のFIFAランキングは、今や60位という過去最低水準に近づいている。

FIFAランキング日経平均を用いた我々の単回帰モデルによると、現在の日経平均の水準ではFIFAランキングは49位になると示しており、ロシア大会では日本チームの活躍について嬉しい驚きを期待できる余地があると言えるだろう。

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携帯電話業界と同じスピードで成長するサッカー市場

2011年以降の日本のFIFAランキングの低下にもかかわらず、人々はこのスポーツを心から支持し続けている。

2017年のJリーグの観客数は970万人であり、2011年から33.5%増加している(この年の3月には地震があり観客数は落ち込んでいる)。一方プロ野球の観客数は16.5%程度の増加で、実質GDPに至っては8.1%の増加だ。

注目すべきなのは、2011年以降の日本のサッカーの観客数の伸びは、急速に成長しているモバイル通信業界の伸びと同じ軌道を描いていることである。

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外国人労働者へ門戸を開くか?

労働力不足に直面して、日本政府はゆっくりではあるが着実に外国人労働者へ門戸を開いている。日本には学生や研修生を含めて約130万人の外国人労働者(2017年現在のデータ)がおり、雇用全体の2%を占めている。

Jリーグでは、外国人選手は1チーム5人まで、18人のベンチ入りメンバーうちの3人までと制限している。これは16.7%の割合となり、日本の労働市場の平均よりもはるかに高い。

 

最近、Jリーグのクラブであるヴィッセル神戸バルセロナを退団したスーパースター、アンドレス・イニエスタ選手との契約を発表した。しかしながら、彼の加入によりこのチームは外国人選手5名までの制限を超えてしまうことになり、現行のルールの下では誰か他の外国人選手を放出することが必要になる。

これによりチームとJリーグはこの制限を撤廃することを検討することになった。早ければ来シーズンにも新しいルールが定められる可能性がある。

 

2018年 ワールドカップ

2018年大会は、1998年に日本がワールドカップに初デビューを飾って以来6連続参加の大会となる。日本チームの過去の実績はグループステージ敗退とベスト16を繰り返している。

2014年のワールドカップでは日本は1試合も勝利できずにブラジルを離れることになった。 もし歴史的なパターンが続くとしたらロシア大会では「サムライブルー」はベスト16に残ることになるだろう。

岡崎慎二(レスター・シティ所属)、香川真治(ボルシア・ドルトムント)、長谷部誠アイントラハト・フランクフルト)など代表チームの半分は2014年ワールドカップにも参加している。

どのような結果になろうとも、ワールドカップの試合で1枚もレッドカードをもらったことがないという誇らしい伝統を日本チームには是非維持してもらいたい。

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オンラインAIコースを修了してみた The Elements of AI

こちらの記事でも紹介したオンラインの無料AIコースを修了しました。

 

だいたい1日に1チャプターずつこなしていき、一週間ちょいで全部完了というイメージです。

 

各チャプターは3セクションごとに分かれているので、朝夕の通勤時に2つ、家に帰って1つくらいのペースでこなしていきました。1セクションあたり1時間くらいかかったので、全6チャプターのコース修了するのには3x6=18時間くらいかかった計算になります。

 

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コースの進捗画面も無事に完了になりました....!! 達成感!

 

ひととおり終えてみたので、良かった点、もうちょっとよくなるといいかもと思った点をあげてみます。

 

良かったところ

  • 完全無料。この内容が無料というのはありがたい。インターネット万歳。
  • AIの基本的な概念やAIが使用されているケース(自動運転やコンテンツレコメンドなど)の紹介から、機械学習ニューラルネットワーク基礎を学ぶことができる。特に機械学習ニューラルネットワークについては本当に基礎の基礎を学ぶ感じなので前提知識が全くなくても理解できる。こういうレベルのコースは他になかったのでありがたかった。
  • 理解度確認のための簡単なテストがある。記述式問題もあり簡単には終われせてくれないところに価値がある(とはいえ内容はそんなに難しいものではない)。記述式問題では、世界中で同じコースを受けている受講者同士が解答を採点し合うピアレビュー方式が取られており、他の受講者の答えを見て自分のものと比較できる。自分の理解との共通点や違いを知ることができ、非常によい仕組みだと思った(ちなみに、真面目に解答してない人も結構おり、やはりいい加減な人は少なからずいるとわかったのもいい気づきだった)

改善があると良いところ

  • FAQにもあったが、多言語対応していない。今は英語でゆくゆくはフィンランド語に対応するらしいが、それ以外の言語に対応する予定はないとのこと。運営がフィンランドの大学と会社なので、英語になってるだけありがたいのだが。言語の問題はGoogle翻訳を使えば十分対応できるので個人的にはここはそこまで大きい問題ではないと感じる。
  • 図がわかりにくい/不十分なところがあった(個人の乾燥ですが)。チャプター5のニューラルネットワークの部分は個人的にもっと図やイメージがあるとわかりやすかったのに、と思う部分があった。畳みこみネットワークの部分とか。まあこれも自分でググって探してくださいということなのかもしれませんが。
  • コースを完了したあと、修了証のついての案内が少ない。修了するとLinkedInに登録できる証明書がもらえるということらしいのですが、特にそれを案内うるメールやメッセージがあるわけではなく、本当にもらえるのかどうか不安。FAQの「証明書はいつもらえますか?」のアンサーとしては「発行には時間がかかります。修了書の発行はマニュアルでやってて世界には50,000人以上の受講者がいるから待っててね❤️」というもの。もちろん状況はわかる。ただ不安...。

 

とはいえ全体的にこのコースの満足度は高いです。続編として、簡単なプログラムを書くようなコースを開発中らしいので、リリースされたらぜひそれも受けてみたいと思ってます。

 

他にもCourseraとかedxとかオンラインで無料で受けられるコースは山のようにあるので、ぜひ興味のあるコースを探してみるといいと思います。

 

ではでは。