THE戯言

Quitters never win. Winners never quit.

(雑記・ネタバレなし) 天気の子を観てきたよ (もう一回観に行く)

久々の更新です。

今話題の新海誠監督最新作・「天気の子」を観てきました。

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君の名は。」が社会現象的大ヒットだったこともあり、本作への期待は大きかったと思いますが実際封切り後の興行収入は「君の名は。」のオープニング記録と比べて約30%上回る上々のスタートとなったそうです!

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個人的な感想としては、期待を裏切らない面白さだったと思います。新海誠作品で絶賛される風景描写の美しさは今作でも健在でした。作中では雨のシーンが非常に多く、全体的に灰色というか暗めのシーンが多い印象なのですが、そのなかでも雨が地面に叩きつけられる描写の美しさは思わず息を飲むレベルでした。

また、雨雲から晴れ間がさしてくるシーンや数少ない晴れのシーンにおける鮮やかな空や街並みの美しさはさすがの一言です。映画の登場人物が晴れの時間を喜んでいるのと同様にこちらの気分も上がっていくような爽やかさを感じました。

離島から東京へ家出してきた少年・森嶋帆高が自称100%の晴れ女・天野陽菜と出会う。その出会いは、世界の形を変えてしまうほどのインパクトがあった....。という王道のボーイ・ミーツ・ガールストーリー。前作と同じくらいすんなりと気持ちよく楽しめる内容になっていたと思います。むしろ展開的には「君の名は。」よりも先が読みやすい内容になっているかもしれません。その分、ラストは結構意外な形で終わります。個人的にはこういう結末は嫌いではないのですが、前作よりは好みが分かれそうだなと思いました。

登場人物もどれも嫌味なところがなく好感を持てるようなキャラクターばかりだったので観ていてストレスなく物語に没入できました。前作のキャラクターを登場させるというサービスもファンとしては嬉しいところです!エンドロール見て「えっ!?このキャラどこに出てた?」となるひとも多いのではないでしょうか。これもリピートさせる工夫なのでしょうか笑 結構キャラクターについて「遊び」要素があるなと感じさせることが多かったです。「カナ」と「アヤネ」という小学生のキャラクターについては「結構雑だな笑」と思ってしまいました。ただ決して悪い印象はありません笑

全体的に難しく考えることなく気持ちよく観れる映画ですが、ところどころに「あれ、これはどういうことだろう?」「これには何か意味があるのかな?」といった謎が埋め込まれているように感じました。というよりは私がちゃんと読み取れてないだけかもしれないのですが、「ここがわかるともっとこの話を楽しめそうだ」という点がいくつもあったので、少なくとももう一回は観にいこうと思います。

小説版も忘れずに目を通さないと。 しばらくはこの作品の余韻で楽しめそうだなあ。

小説 天気の子 (角川文庫)

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それにしても新海作品にはやたらと新宿が出てくるイメージがあるのですが、監督はそんなに新宿が好きなんでしょうか...。