Welcome popIn Aladdin to my home - popIn Aladdinがウチにやってきた
過去に本ブログでも紹介した、照明一体型プロジェクター「popIn Aladdin」がついに届きました。
もともと9月中の発送予定だったのですが、次々に襲いかかる台風によって部品の配送状況に影響がでてしまい、このタイミングにずれ込んだようです。
中のアイテムとしては普通の室内照明と大きくは変わりありません。デザインがオシャレな箱の中には照明カバー(シェード)が入っています。
取り付けも全く難しいところはありませんでした。完全に普通のライトを取り付けるのと変わらない手順です。
まずはシーリング用アダプターを取り付けます。通常の家庭にある引掛シーリングのタイプには対応していると思います。
その後、本体を取り付けアダプターのケーブルと本体のコネクターをつなぎます。黒いガラスカバーの部分が投射口なので、ここを投射したい壁に向けてとりつけるようにします。本体をゆっくりまわして調整できるので、とりあえず取り付けてから位置を調整すればよいでしょう。非常に簡単です。
ちなみに投射口のところをよく見ると、「SOUND BY harman kardon」のロゴが。以前に蔦屋家電でpopIn Aladdinの説明をしてくれた方によると、ここは開発においてすごいこだわったところだそうです。
確かに、これのおかげで音質は極めて良好。全く不満のないクオリティに仕上がっています。
最後にシェードを取り付ければ設置は完了。スーパー簡単です。
設置が完了したら、次はリモコンのペアリングです。
リモコンはこんな感じのシンプルなデザインです。マイクマークのボタンを使うと音声入力ができるという優れもの。こちらを本体と紐づける作業を行っていきます。といってもボタンを押すだけの簡単なものなのですが。
このペアリング設定自体簡単でストレスゼロなのですが、驚いたのがこの設定の手順を音声で教えてくれることです。インストラクションは壁にも表示されるのですが、プラスで音声でのガイダンスつけることで優れたユーザー体験を実現してるなあと感心してしまいました。このキレイな音声をぜひお聞きください!w
この段階ではフォーカスがあったりあわなかったりしているので、次はフォーカスの調整を行います。
その後、映像の上下位置調整や台形ゆがみ補正の調整を行います。基本的にリモコンのプラス/マイナスボタンでぽちぽちと調整していく作業になるのでそんな難しい作業ではありません。
ただ自分は不器用&面倒臭がりなので、こういう補正も自動でやってくれたら最高なのになあ...と思ってしまいました。
このあと、wifiに接続する作業へ。
ここでパスワードをいれなきゃいけないのですが、ここで初めてちょっと作業的に面倒臭いと思いました。画面にキーボードがでてくるのでそれをリモコンでカーソルを操作して入力していくのですが、アルファベット一個一個を探して入力していくのが手間がかかって仕方ない。
ボタンをなんどもぽちぽちしなければならない煩わしさ。これがなんとかなるとよりユーザー体験よくなるなあ、と思いました。リモコンのボタンをiPodみたいにホイール式にするとか、アプリ経由でスマホをリモコンとして使用できる場合はスマホのキーボードで入力できるようにするとか。
まあ、とはいえ致命的という感じでは全然ないので今後よくなったらいいな、程度のポイントです。
この後、郵便番号入力(入れると住んでいる地域の情報がニュースとして配信されるようになります)と利用規約に同意すれば、設定は全て完了です。
ここまですごいスムーズに設定できました。こういうハードウェア系はセットアップが難しいものが少なくないので、ストレスフリーで使えるようにできるというのはプロダクトとして非常に気持ちがいいものです。
こちらがホーム画面です。
ここから利用できるメニューは下記の通り。(2018/10/15現在)
- Aladdin Discovery (チュートリアル)
- フォトメモリーズ(スマホの写真をアップロードして投写できる)
- 美風景(キレイな風景写真&自然の音 癒される)
- ヒーリングライト
- Youtube
- Youtube Kids
- AbemaTV
- Spotify
- TED
- 壁時計(時計のアニメーション)
- 動く太陽系(太陽系の惑星の動きや名前がわかるアニメーション)
- 学習ポスター(ひらがなやカタカナのポスター)
- 小児科オンライン
- キッズライン(オンラインベビーシッターサービス)
- 世界の絵本(読み聞かせ機能付き)
- Dixim Play (テレビや録画した番組を見るための連携アプリ)
あとは音声でGoogle検索したりWikipediaをみたりすることができます。
この製品のコンセプトである「寝室」で「家族みんなのコミュニケーションを豊かにする」というものがサービスによく反映されていると思います。子供向けのコンテンツに力をいれているのがわかりますし、今後も増えていくでしょう。
ちなみに、実際にYoutubeを投写してみるとこんな感じです。
部屋の電気をつけている状態です。これでも画質は全然悪くない。はっきりと映像が見えます。
ちなみに電気を消すとこんな感じ。やはりこちらの方が色彩がはっきりしますね。
正直、期待していたよりもはるかにクオリティは高いです。
クラウドファンディングのプロジェクトには全然出荷されないものや、期待していたクオリティに遠く及ばないものが少なくないので一抹の不安がありましたが、これは大当たりといって差し支えないレベルです!ハードウェアとしては非常にレベルの高いプロダクトに仕上がっています。
では全く不満はないのかというと、正直に言ってそういうわけではありません。今後に期待したい部分は多くあります。
一番はやっぱり、動画ストリーミングサービスで対応しているものが少ないということでしょう。まだNetflixやAmazon Prime Video、huluなどと連携していないのが残念です。
今の状況だとせっかく画質も音質もよいプロジェクターがあるのに映画が見られないんですよ。この環境で映画見たくなるじゃないですか!
現状頑張って映画を見ようとすると、Dixim Playでレコーダーに録画してあるものを見るか、AirPlayを使ってストリーミングするしかないんですよね。
まあできるだけすごいんですが、AirPlayで写した動画はちょっとラグがあって動きが滑らかでなくなってしまうのです...。やっぱり正式に連携しているYoutubeとかの動画と比べると、動きに気になるところが出てきてしまいますね。
popIn Aladdinで見られる動画コンテンツが増えると、このプロダクトの価値はさらに格段に向上すると思います。
おそらく会社としてはすでに取り組んでくれているとは思いますが、ここは本当に期待したいところです!
まだ届いてから1~2日しか経っていませんが、今のところの私の評価としては、「ハードウェア的には素晴らしい完成度!ソフトウェア的は今後に期待!特に動画コンテンツの充実のためのサービスパートナー連携!」という感じです。
まだまだ私も使いこなせているとは言い難いので、今後どんどん使い方をマスターしていきたいと思います。
今ならまだ先行予約販売価格(¥79,800)で購入可能なようです。一般販売は¥99,800を予定しているらしいので、検討している方は急いだ方がいいかもしれません。