『MOTHER』シリーズはなぜこんなにこころに残るのか? ほぼ日鼎談:糸井重里とホルモン亮君とケニー・オメガ
ブログの更新を最近サボっていたらあっという間に年末になってしまいました...。
読んだ本も溜まってきていて、どこかでまとめて紹介したいと思いつつ、今日はこちらについて簡単に書くことにしました。
日本を代表するコピーライターのひとり、糸井重里の会社「ほぼ日」のサイトをふらっと覗いてみたら見つけた素敵な鼎談。
糸井重里が昔つくった『MOTHER』というゲームについて、大ファンだったというマキシマムザホルモンの亮君と新日本プロレスIWGP現チャンピンオンのケニー・オメガの2人をゲストに糸井重里と語り合うという企画です。
私がプレイしたのは『MOTHER2』なのですが、ご多聞にもれずゲームの世界観にどっぷりはまり、夢中になってプレイしました。
いまでも大好きなゲームの一つなのですが、それについてまさかケニー・オメガが語るとは!プロレス大好きなわたし(来年1月4日、通称1.4の東京ドーム大会ももちろんみにいきます)としては絶対に見逃せません。
『MOTHER』シリーズが好きなひとは多く、亮君もケニーも同様にその独特の世界観に惹かれたということを話しています。このゲームは何度もプレイしたくなるような魅力があったり、自分の人生に強い影響力があたえるようなものであるということですが、何がこのゲームをそんなに特別にしているのでしょうか。
この鼎談を通じてそのうちの3つが明らかになったように思います。自分なりに感じたことを書いてみます。
1. 糸井重里流『ちょっとした「気持ち悪さ」』がスパイスに
この鼎談の中で、何が『MOTHER』をそんなに魅力的にしているのかと問われた時、糸井重里が真っ先にあげたのがこちらです。
糸井:他のゲームが演出する気持ち悪さは、
「こういうの怖いでしょ?」って、
わかるようにやるんです。
でも、ぼくが『MOTHER』で
表現する気持ち悪さは、
わからないように入っています。
例えば、フリーマーケットみたいなところで、
番人のいないストアがあって、
そこでは好きに泥棒ができます。
見つかっても強制的に
捕まったりはしないんだけど、
あとでみんなに
「お前が盗んだことを知ってるよ」
みたいに言われるところがある。
『MOTHER』には、
そういう気持ち悪さがあります。
こころが咎めるとか、悪い気はしないとか、
わかりにくいよろこびやら、
わかりにくい後ろめたさやら、
そういうものが「気持ち悪さ」になって、
あのゲームに入り込んでいます。だから、なんどやっても
やり切った気がしないんだと思う。
やるたびに自分の心がうつっちゃうから。
このパートを読んだ時に私が思い出したのは、 『クロノトリガー』という別のゲームのことでした。お祭りをやっている広場にあるお弁当を食べると体力が回復するのですが、のちにそのお弁当はおばあさんがおじいさんのためにわざわざ作ってくれたものだったということがわかるというイベントがあるのです。
物語の進行には全く影響のないイベントなのですが、なんとなく悪い気持ちになり、周回プレイをする時にはそのお弁当に触れないようにしようと思ったことをいまでも覚えています。
明らかにそのおじいさんに感情移入をしてしまっており、お弁当を食べてしまったことに対して軽い後悔の念を持っています。この時点で完全にゲームの世界にはまり込んでいるのです。こういう「取り返しのつかないことをしてしまった」という良心の呵責を引き起こしてその世界観に感情移入させるということを意識的にやっていたという点で、糸井重里の非凡さが改めてわかります。
どれだけ人間のことをしっかり理解していればこんなことができるんだろうと、ちょっと怖くなるくらいです。
その他にも妙に残酷な描写があったり、人に話しかけても全く意味不明の文章が帰ってくる街があったり、得体の知れない恐怖をあたえるような要素がこのゲームには散りばめられています。基本ポップな絵柄なだけに、ギャップ効果で一層恐怖を感じるのですが、これもこのゲームを強く記憶に残るものにしているに違いないでしょう。
ひとは、感情を揺すぶられたできことは覚えているものです。
2. 「おもしろくない部分」もしっかりつくる
クリエイターの人には当然のことなのかもしれませんが、個人的にはここはすごい納得感がありました。
つまり、「おもしろくないところ」が
ちゃんとできてないと、
おもしろいところには目がいかない。
話の盛り上がるところで最高に盛り上がってもらうために、そうでないところは変な刺激を与えないように作らないといけないということかなと私は理解しました。
メリハリをつけるというか、いざという時にちゃんと集中してもらえるように、それ以外のところではリラックスしてもらえるように気をつけてデザインしないといけないということでしょう。
この振り幅が大きいと、盛り上がりのところが記憶に残りやすいのだと思います。もうずっとクライマックスです!のような部分がずっと続いても、集中力が追いつかない。他の場面も同じくらいのテンションで続いてしまうと埋もれてしまって記憶に残りづらくなりますよ、ということなのかなと。
だからこそ、盛り上がらないところはちゃんと気を抜いてもらえるようにデザインすることが大事ということだと思います。
これって、一番わかって欲しいところがしっかり相手に伝わるようにコミュニケーションしましょうということと一緒ですよね。色々言われたけど、結局なんだっけ?とならないように工夫しましょうという話ですよね。
この辺りってゲストの2人はあまり深くつっこんでなかったんですが、おそらく2人とも肌感覚で深く理解していたからなんだろうなあと後から思いました。ライブにせよプロレスの大会にせよ、メインの曲や試合に向けて流れを作るということをずっとやってきていますから。
3. 結局、感情移入こそがすべて
1と2で書いたことと被るところが大きいのですが、『MOTHER』がここまでひとのこころに残る名作となっているのは、物語に感情移入させる力がすごい強いからだと自分の中では結論が出ています。
鼎談の初めの方で、ケニー・オメガは自分の人生における『MOTHER』の存在についてこう語っています。
『MOTHER』というゲームには、
私たちのまわりの世界で起きていること、
現実の世界のできごとが詰まっています。
じぶんの人生に通じることは、
そこから学ぶことができるし、
じぶんの人生に適用することもできます。『MOTHER』での体験は、
じぶんのまわりで起きていることや、
じぶんの少年時代を理解するための
手助けになっていたようにも思います。
とくに『MOTHER2』は、
あらゆるものごとに、
いいこと、かわいいこと、
ゆかいな側面があるということを
教えてくれました。例えば、最初のほうで、
いじめっこのフランクと戦いますが、
彼はゲームセンターの後ろに
ロボットをかくしてるような悪いやつです。
でも、最終的に彼は私を尊重してくれるし、
手助けをしてくれるようになります。当時、私が学校に行けば、
現実の世界にもいじめっこはいました。
人生はゲームのようにシンプルではないので、
簡単にいじめっこと仲良くなったり、
やっつけたりできるわけではありません。でも『MOTHER2』は、
すべてのものには「いい部分がある」ことを
教えてくれました。
最終的に良くはならなくても、
すくなくとも悪いことがちょっとは良くなる、
そういうことを教わったような気がします。
『MOTHER』から教わったことは大きい、自分の人生に適用できる学びが多かったと熱く語っており、私もそうそう!と思っていたのですが、このゲームが好きな人で同じように感じる人は少なくないんじゃないかと思います。
完全に『MOTHER』の世界観に没入していた様子がわかりますが、ではなぜそんなに感情移入させる力が強いのか。
それは、このゲームにはプレイヤーをゲームの中の世界に取り込んでいく仕掛けが数多く含まれており、それが非常にうまく機能しているからだと感じています。
先に述べた、ちょっとした気持ち悪さのエッセンスもそうですが、他に鼎談で語られていたところで例をあげると、キャラクターの設定が本当にしっかりしている。
ストーリーに関わってくる部分だけではなくて、あるこのキャラクターだったらこういうものが家にありそう、というアイテムが実際にそのキャラの家にはあります。つまりは各キャラクターの背景がしっかり作られており、そういった細かいところまでしっかり作られていることでそのキャラに厚みが出てくる。
その結果、
「もしかしたらこいつ、
イヤなところだけじゃなくて、
いいところもあるのかも‥‥」
と思わせるくらい余地がでてくる。ここまでくるとキャラに対して感情移入するようになってきます。感情移入ができるようになるレベルになれば、もう心の中には強く残るようになりますよね。
例えば、世界史の教科書だとなかなか覚えられないのに、歴史物のマンガ、例えば『キングダム』とか『チェーザレ』とか『イノサン』を読むと春秋戦国時代やイタリア・ルネサンス期、フランス革命あたりの流れがバッチリ頭の中に入ってきますよね。三国志なんてめちゃめちゃ多くの人が登場してくるのに、誰がいつ頃どんなことをしたかということを超詳細に覚えているひとがいます(笑)
マンガではキャラクターに対しての情報量が多く、読者が心を動かされて感情移入する部分が多いからこそ、教科書と比べて圧倒的に記憶に残ると理解しているのですが、『MOTHER』でもそれが遺憾無く発揮されていると思います。
主人公の喘息設定は、そういう弱いところを入れることでみんなに応援してもらいたかったから、と鼎談中で糸井重里が語っていますが、こういう細かいキャラ設定にも気を使っていることがわかります。
別の例としては、『MOTHER2』をプレイするとき、はじめに『あなたにとってのヒーローは?』という質問をされます。これに対する答えが、実際にゲームの中で反映されるのです。プレイヤー自身とゲームの世界のつながりを深める非常にいい仕掛けだと思います。こういうちょっとしたことでもグッと自分ごとのように感じるようになります。
ネタバレになってしまうかもなので詳細には書きませんが、他にもプレイヤーをゲームの中に巻き込むような演出が要所要所ででてきます。
ここでさらに面白いと感じるのは、そういう演出が出てくるとちょっと嬉しく感じるんですよね。ゲームの側から自分もその世界の仲間ですと言われているような気がして。
特にゲームの最後のアレには本当にグッときました。こんなゲーム初めて!と思ったのを覚えています。
こういう仕掛けが働いて、プレイヤーは『MOTHER』を進めていくうちに自分でも気づかないくらい自然にエンゲージしていくようになります。そして自分がゲームの世界の登場人物のひとりであるかのように感じ、このゲームに強い愛着を持つようになるのです。
これを意識的につくった糸井重里という人は、本当にすごいひとだと改めて感じました。本当にこわい、才能がありすぎて。
この他にも、「仕事」や「チームプレー」といったトピックでも非常に勉強になることが多くありました。2018年の最後にこんなに素晴らしいコンテンツに出会えて本当によかったなあと思っています。
『MOTHER』好きの人にもそうでない人にもぜひ読んでもらいたい内容です!
ほぼ日についての本も最近読んだのですが、こちらも面白い。ほぼ日は今年上場しましたが、それに違和感を感じるひとは少なくなかったようです。本著ではそういった疑問に対してもしっかり答えを出してくれています。
ほぼ日手帳も欲しくなっちゃったなあ。これまで手帳使ってこなかったけど、使い始めてみようかな。
ほぼ日手帳 2019 weeks MOTHER2/こーひーを のんでってください。 1月始まり ウィークリー
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これで完璧!popIn AladdinがAmazon prime videoにも対応!
この3連休の初日、11/23(金)にpopIn Aladdinに大型アップデートがひそやかに行われました。この日たまたま公式ページを訪れて偶然気づいたこのアップデート、超重要にも関わらずアナウンスが静かすぎて驚きました。
いやいや、これは大ニュースですよ?アップデートのメールとかくれてもいいじゃないですか。そういうレベルの話ですよ、これは。
そのアップデートの内容はこちらです。
本日、V0.5.2システムアップデートを開始いたしました。ご要望の多かったAmazonプライム・ビデオを搭載し、よりエンタメコンテンツの幅が広がりました。ぜひ体感してください。#popinaladdin #ポップインアラジン #寝室シアター
— popIn Aladdin (@popIn_Aladdin) November 23, 2018
きましたよ。ついに。
はじめはYoutubeとAbema TV。その後初めてのアップデートでNetflixとDAZN。
あとはAmazon Prime Videoが観られれば完璧なんだけどな....と思っていたところに今回のアップデートです。完璧です。popIn Aladdinはこれをもって完璧になりました。
早速ホーム画面からシステムアップデート。
おおおお、確かに「Amazonプライム・ビデオ」のアプリ追加がアップデート内容に含まれています。このほかにも子供による誤操作防止機能やライト設定の変更機能もできるようになりました。
迷わず「今すぐダウンロード」を選択し、しばらく待ちます。本体からすごいファンの音がしますが慌てないように。ファンの音が落ち着いた頃には....
来た!これですよ。
Netflixの隣にちゃんと追加されました。これで主要な動画ストリーミングサービスはだいたいカバーできたといえるでしょう。
観たいと思った動画コンテンツのほとんどはpopIn Aladdinの大画面と高音質で楽しむことができるようになりました。
「House of Cards」も「ウォーキング・デッド」も「SUITS」も「バキ」も「Game of Thrones」も「ジョジョの奇妙な冒険」も楽しめます。
primeビデオではないコンテンツもAmazonでレンタルなり購入して観れるようになったので、邦・洋問わず映画コンテンツだって観れてしまいます。
とりあえず今は「有田と週刊プロレスと」をずっと流しています。
これ本当面白い。早く次のシーズンが観たいです。
あとは最近SF映画で学ぶ科学の本を読んだので、「インターステラー」「オデッセイ」「マトリックス」あたりも改めて観てみようかと思っています。この本は面白かった。
ちなみに今回のアップデートを受けて、2週間ほど前に買ったAmazon Fire TV stickが完全にお役御免になりました。もう少し早くこのアップデートについて知っていたらと思うと、嬉しさもありつつもっと早く言って欲しかったという気持ちもあります。とりあえずFireTV stickはメルカリかAmazon行きが決まりました。
それにしてもpopIn Aladdinのサービスアップデートの速さには驚きますね。観るべきコンテンツの拡充については今回のアップデートをもってある程度ひと段落ついたのかなと個人的には思っており、次の一手がどんなものになるかがとても楽しみです。
IFTTTとかに対応してくれるとGoogle Homeとかで音声操作できるようになるからさらに楽しくなるんだけどなあ。ちょっとそれにも期待してます。
その他popIn Aladdinについての記事はこちら
ものすごく科学的で、(その割には) ありえないほど面白い『すごく科学的 SF映画で最新科学がわかる本』
- 作者: リックエドワーズ,マイケルブルックス,Rick Edwards,Michael Brooks,藤崎百合
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2018/11/19
- メディア: 単行本
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350ページを超えるそこそこ厚みのある本だが、一気に読んでしまった。
本書は、そのサブタイトルにあるとおり有名なSF映画を題材に、そこで取り扱われている科学的トピックを解説していくという内容になっている。
誰もが知っている映画をネタに、宇宙やタイムトラベル、人工知能や遺伝子などの最新科学について学べるという非常に為になる一冊だ。
STEM教育が叫ばれる中、少なくとも今話題の科学技術については理解しておきたいと考える方にはオススメである。特に、もともと文系で理系科目には苦手意識があるというような人には本書はまさに最適な科学の入門書になるのではないかと思う。
本書では、『オデッセイ』を題材に『火星』を取り上げるなど、各章でひとつの映画と、それに対応する科学トピックを取り上げている。この時、論点が明確になるように必ず章の最初にその章で考える3つの問いを設定している。例えば第1章の『オデッセイ』では「どうやって火星にいくのか?」「火星での休暇は健康にいいのか?」「本当に火星で生きていけるのか?」という疑問が設定される。第5章『バック・トゥ・ザ・フューチャー』では「タイムトラベルは可能なのか?」「タイムマシンの作り方とは?」「自分自身を歴史から消すことはできるのか?」である。
これらの問いに答える形で説明が進んでいくのだが、論点が明確になっているので、読んでいて迷子になることがない。つまり非常に読みやすく、理解しやすい構成になっている。
私は理解が悪いので、科学の本を読んでいると一行一行理解しようとエネルギーを使いすぎるのか、今何故この話をしているのか迷子になることが少なくない。1章読み終わったあとでその内容を振り返ろうとしてもうまく要約できず、実は何も学んでないということに気づき非常に残念な気持ちになることがある(今これを書いていても悲しくなる)。そんな私でもついていけたので、本書が非常によく構成されていることは間違いない。
本書が様々な科学のトピックを取り扱いつつ、説明がシンプルでわかりやすいものになっているのはひとえに著者の力だろう。リック・エドワーズというテレビ司会者とマイケル・ブルックスという科学ジャーナリストの共著であるが、それぞれの専門能力が本著では遺憾無く発揮されていることがわかるだろう。
難しくなりがち、時にはシリアスになりがちな微妙なトピックもあるが、著者のユーモアでうまく包まれており、クスリとしながら読み進めることが可能だ。
例えば、火星で長い間暮らさなければならなくなった場合の食料のメニューは下記のようになるだろうと紹介されている。
人間が空想できることは全て実現可能であると言われている。
SFで描かれた内容が将来実現するかもしれないと思うとワクワクすることも少なくないが、現段階の科学でできること、わかっていることを理解しておくことは非常に重要だと感じる。
SF作品が好きな人には刺さる一冊であることは間違いない。この本をきっかけに科学に興味を持つ人が増えていくといいと感じさせるような作品だった。
科学を題材にした作品といえば、今ジャンプで連載中のこちらも紹介したい。
科学文明が滅びた後に一から文明を再興していく様子はシンプルに心躍るものであり、今の生活においていかに科学が重要不可欠なものであるかがよくわかる。
新日本プロレス x しまむらのコラボアイテムのクオリティーの高さに驚き!このコラボ毎年やってるの?
きっかけは真壁刀義(@GBH_makabe)のこのツイート。
おぅ‼️俺様だぁー❗️今日から、
— 真壁 刀義 (@GBH_makabe) November 21, 2018
毎度お馴染み大好評の「しまむら」&「新日本プロレス」のコラボ 超豪華’最強福袋‘5点セットが発売される😆‼️各店舗10セット限定だから早めにゲットしてくれょ‼️マジ良い商品だぜぇ❗️#しまむら #ブラックフライデー #njpw pic.twitter.com/7HnAxRbLH3
マジか!
しまむらとのコラボとは。しかも毎度お馴染みってことは恒例なの?知らなかった...。
仕事中に何気なしに開いたTwitterでキャッチした私的ビッグニュース。各店舗10セット限りって結構品薄なのでは...いや、今日(11/21)から発売だからまだいけるかも。
もう脳は完全にこのアイテムに支配されました。
仕事を終えて帰宅中、蒲田駅で途中下車してしまむら蒲田店へ滑り込み。蒲田駅使ったの人生で二度目だよ。
わざわざ立ち寄った甲斐あって、最後のひとつをゲットしました!ちょうどLサイズが残っているという奇跡。これは嬉しかった。。。
あ、福袋ってバッグの中に入ってるスタイルなのね。
今自分が使っているバッグとほぼ同じ形。だからこそこの使い勝手の良さがわかるというもの。ちなみに今使っている方は無印良品で買いました。
中にはニットキャップ、トレーナー、ジャケット、スウェットパンツの4点セット。これで3000円。何かの冗談かってくらい安い。
こんなに安いのにクオリティが非常に高い。デザインがいいだけでなくモノもしっかりしている。
ジャケットとトレーナーはこんな感じ。ジャケットは裏地がボア素材で暖かい。これからのシーズンでヘビーユースすることに決定しました。
ニットキャップにはライオンのロゴ。このワンポイントがすごいいい味出してる。
スウェットパンツにも左のポケットの下部に同じライオンの刻印入りのワッペンが。
これはだいぶ唆る。
ひとつひとつのアイテムがすごいベーシックなデザインになっているので、普通に他の服と合わせて普段着で使える。もちろんフルセットで揃えても全く問題ないと思う。
着こなしに困って寝巻きにするアイテムが一つもない福袋は私の人生でこれがはじめてです。
これは本当に買って後悔ゼロのナイスアイテムでした。まだ買えていない方は急いだ方が良いかもしれませんよ。
帰りに蒲田駅直結の本屋さんで週刊プロレスの選手名鑑2019を買いました。
プロレスラー選手名鑑2019 (週刊プロレス2018年12月9日号増刊)
- 作者: 週刊プロレス編集部
- 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
- 発売日: 2018/11/21
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログを見る
この号の情報量半端じゃあない。各選手の本名、生年月日、デビュー戦、得意技から趣味特技、好きな有名人などが網羅されています。オカダの趣味・特技に「株」ってあったのがすごい意外でした。
あと驚きだったのは、女子レスラーに美人が多かったこと。
静かなるアップデート!小さくとも重要な変更 - popIn AladdinのYoutubeにログイン機能が追加
今日久しぶりにpopIn AladdinでYoutubeを見ようとしてはじめて重要なアップデートが行われていたことに気づきました。
最近はずっとpopIn AladdinではNetflixでバキしか見ていなかったのでこの変化に気づくのが遅れてしまいました。
はじめは「Youtubeのインターフェースがちょっと変わったな」程度にしか思わなかったのですが、よく見るとこの変更でログイン機能が追加されています!
これによってアプリやwebで見た場合のYoutubeとほとんど同じ機能が使えるようになりました。
さらに重要なことに、自分のアカウントにログインできるということはスマホなりPCなりでいつも自分が見ている動画をベースにしたレコメンド機能もpopIn Aladdin上で動くようになるということです。
見たいコンテンツを探す時にこれがあるとないとでは大違いなので非常に助かります。
実は以前にはこのログイン機能がなく、いちいち自分の見たいコンテンツを検索しないといけなかったのがちょっとストレスだったんですよね。おすすめ動画ででてくるコンテンツが自分好みのものになって本当に楽です。誰かがTwitterで「検索できればいいでしょって考えはダメ。今は画像である程度検索できるようになってないとユーザーが逃げてく」的なことを言っていたのですが、身をもって実感しました。
さらに、もう一ついいと思った追加機能がこちら。
popIn Aladdinとスマホのリンクです。
Wi-Fiでリンクしたり、テレビコードを使ったりとオプションがあります。リンクをすると、スマホのYoutubeアプリで再生した動画をpopIn Aladdinにキャストすることができるようになります。
最初は正直この機能の意味がよくわかりませんでした。
スマホのYoutube動画をpopIn Aladdinにキャストするなんてことをしなくても、普通にpopIn AladdinのYoutubeで再生すればいいんじゃないの?と。
この機能の素晴らしいところは、スマホをコントローラーとして使用できるようになるところです。
当然といえば当然ですが、YoutubeのインターフェースはpopIn Aladdinのリモコンに最適化されていません。なのでpopin AladdinのコントローラーでYoutubeを操作するのはなかなか大変だったりするのです。
いや、カーソルの動きがあまり滑らかでないので画面上を動かすのにちょっと時間がかかるくらいなのでそこまで大変ではないはずなのですが、スマホアプリを操作する際のレスのスピードに慣れた今、この遅さはなかなか耐え難いストレスを生むものだったのです。特に画面上でパスワードとか入力する際は地獄でした。
このストレスが解消されるというのは非常に大きな意味を持つと個人的には感じています。
しかしどんどんpopIn Aladdinが使いやすく便利になっていっていますね。これぞ現代の家電って感じがします。今後のアップデートにも期待大です!
このグルメ本は一線を越えている! - 辺境メシ ヤバそうだから食べてみた
高野秀行がまたやってくれた!
2013年の講談社ノンフィクション賞受賞作品「謎の独立国家ソマリランド」でこの作者を知ってからはずっと追い続けてきた。
この作家の作品はとても面白い。
アジアやアフリカ、南アメリカのなかなか気軽に旅行できないディープなところばかりを巡っているので、そこで得られる経験が非常に刺激的なものばかりなのだ。
本人のユーモアのセンスも交わって、彼の書く現地ルポは驚きと笑いが大いに満ちた作品となるのである。
そんな彼の次の作品がグルメに関するものであるから見逃せない。
書店には多くのグルメ本が並んでおり、「孤独のグルメ」をはじめとして食事を題材にしたマンガ作品も多く存在している。
だが、そこは高野秀行。彼の書くグルメ本はそういう数多のグルメ本とは一線を画している。グルメというジャンルから大きく逸脱していると言えるかもしれない。
何しろ、本書の前書きで作者自身が「この本を食事中に読むことは控えること」と警告しているのだ。そもそも副題からして「ヤバそうだから食べてみた」である。これは危険なニオイがぷんぷんする。それでも読みたい、知らない方がよいことでも知りたいというあなた、この本はあなたの為の一冊だ。めくれよ、されば与えられん。
第1章の最初のエピソードからド肝を抜かれる。コンゴ共和国でゴリラを食べた話なのだ。最初から飛ばしすぎなのではないかと不安になったのだが、読み進めていくとこれを上回るインパクトが出るわ出るわ。
アリにイモムシ、タランチュラの素揚げ。蛇にカエルのジュースに猿の脳みそ。ラクダの生肉にヘルシー(?)・モルモット・ランチ。
水牛というまだまともに思えるような(?)食材が登場しても油断はできない。そんなところまで食べるの?というものがバンバン登場する。茹でられてターメリックで色付けされた水牛の精髄。ぶよぶよしたゴムホースのような見た目でまったく食欲をそそられない。脳以外の頭についている部分(目も鼻も耳も)全てを圧力鍋に入れ煮込んだ、頭丸ごとプティング。口にすると最初は驚くほど辛いが、その後凝縮された臓物臭、獣臭の「暴風味」に襲われるという....
最終的には「水牛の髄液胃袋包みカリカリ揚げ」。カリッと揚げた胃袋を破ると猛烈に濃厚な汁が溢れ出てくるそうな。「油より濃い栄養素の固まり」という表現からは、むしろ消化するのにカロリーを使いそうなレベルの食品であることが感じられる。
ここまで徹底的に食べられれれば水牛としても本望かもしれない。
さらにここでは書くのを控えようと思うレベルのとんでもない餃子料理も登場する。ぜひその正体は本書で確認してみてほしい。知らない方がいいかもしれないが。
本書は7章にわかれており、南米やアフリカといった地域ごとのエピソードが各章にまとまっている。北米とオセアニア地域以外は全て網羅されており、この作家が本当に世界中の色々な地域を訪れていることに驚く。アジア地域に関しては「東アジア」「南アジア」「東南アジア」と別々に3章が割り当てられている。「日本」の章もアジアと考えれば4章分だ。それだけ紹介できるエピソードが多いということで、食文化の多様さ(?)に感心するばかりだ。
食文化というのは本当に面白い。こちらからみれば「なんでそんなもの食べるの?」と驚くようなものでさえ、現地の人からすればそうするだけの歴史的、地理的な理由がある(少なくてもかつてはあった)ということがこの本を読むことで理解できる。ような気がする。文化は相対的なものなので、日本で普通に食べているものこそ外国人にとっては目をひそめるようなものもあるかもしれない。この本の「日本」の章を読めば、我々の食文化も相当ユニークなところがあるということを客観視のではないだろうか。
ちなみに日本でもムカデの唐揚げ、豚の脳みそ炒めなどの料理を提供しているところがあるらしい。本書では新宿にある「上海小吃」(シャンハイシャオツー)というレストランが紹介されている。
本書を読んで珍味に興味の出た方は試してみてはいかがでしょう。
高野秀行の他の著作はこちら。どの作品もエッジが立ってて非常に刺激的。
謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (集英社文庫)
- 作者: 高野秀行
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/06/22
- メディア: 文庫
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ついに来た! NetflixとDAZNがpopIn Aladdinに追加
popIn Aladdinを買った全ユーザーに朗報です。
システムアップデートにより、popIn AladdinにNetflixアプリが追加されました!
しかもDAZNまで。これは嬉しいアップデートです。やはりというか、さすがというか。popIn Aladdinの全ユーザーが待ち望んでいたのではないでしょうか。
早速アップデートしてみました。
popIn Aladdinのホーム画面から「システム環境設定」を選び、「システムアップデート」を選択します。
次に、「オンラインアップデート」を選択してOKボタンを押すと、アップデートの内容を確認する画面にうつります。
ここで「今すぐダウンロード」を選ぶことでアップデートが開始されます。
ダウンロードが行われている時にはちょっとファンの音が大きくなります。意外と音が大きいので驚きますが、アラートに出てくる通りそういう仕様になっているようなので驚かないでください。
ダウンロードが行われている最中は、本体のランプのロゴの先端部分が赤く点滅します。
5分程度でダウンロードが完了します。
その後、ホーム画面を見てみると.....
popIn Aladdinのレビューブログをみると、大抵のところでNetflixなどの動画ストリーミングサイトへの対応が要望として上がっていました。それだけに今回のアップデートの意味は大きいでしょう。
popIn Aladdinで使えるからという理由で、HuluやAmazon prime videoからNetflixに乗り換えたり、プラスオンで加入するユーザーもいるのではと思います。
今後popIn Aladdinがどんどん普及するようになったら、アプリサービス側にとってはpopIn Aladdinに内蔵されることがサービス拡大のカギになる、なんてことになるかもしれませんね。
今後もコンテンツやサービスの拡充アップデートは続いていくとのことですので、次はどんな進化が見られるのか楽しみに待ちたいと思います。Netflixを楽しみながら。
popIn Aladdinに関する過去の記事はこちら